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牛「チッ……逃げても逃げても戦場だな」
「うぉらぁ！！」
レト「……クソッ、」
「ぐぁあ！！」
牛沢さんに引かれて走る私の後ろで
襲いかかってくる敵をレトルト先輩とガッチ先生が一掃してくれる
でも走りながらだからか、少しつらそうな声が時折聞こえてきた
レト「キリないで、ほんまに……っ」
牛「A、まだ走れそうか？」
『私は全然大丈夫です……っ！
でも攻撃してMP使ってるレトルト先輩は、』
レト「俺の心配はせんでええから、っ……ガッチさん！！」
レトルト先輩の焦る声が後ろから聞こえてきて、思わず振り向く
そこにはガッチ先生の目の前に真剣を振り下ろした侍のような人がいた
ハチマキは……赤、だ。
「ガッチマン殿でござるな？
ガ「……はは、……刃物使いの俺と戦いたいってことね
それにしても真剣かぁ……リーチの差ヤバいな」
レト「ガッチさん、俺もソイツと」
ガ「3人は逃げて！ここは俺が殺るからさ、とにかくAを守ることが最優先だ」
牛「……行くぞ、A」
『……でもっ、』
牛沢さんは私の手を強く引いた
その顔は……ガッチ先生を信じているという目をしていて
『……分かりました。ガッチ先生、また後で合流しましょう！』
ガ「うん！さぁ、やるか〜」
どうか、エンディングまで無事でいて。
キヨくんもガッチ先生も。
走っていると周りで騒がしい音が聞こえてくる
マトモに見れないから何が起きてるのかは分からないけれど、技同士がぶつかり合う音。
レト「あーー！あれヤバいな、空見て」
そんなレトルト先輩の言葉を聞いて空を見ると
あの時見た各軍の人数が記されたモニターが。
そして……東軍だけ他の軍とは早いペースで数字が減っていっていた
牛「やっぱ下位者と上位者で組まれてるから最初はこうなるよな……」
『人数半分くらいになったら落ち着きますかね……』
牛「だな」
すると
「レトルトさんだあ！！」
またも後ろから聞き覚えのない声がした
一瞬止まってそちらを見ると赤いハチマキで
中央には“中将”と刺繍されているのが見える。
「俺ぇ、ずっと戦いたかったんすよ！レトルトさんと！
なっ！ドラコもそう思うだろぉ！？」
そしてその男のバックには
大きな大きな赤いドラゴンが鎮座し、ドスの効いた声で鳴いた
「うんうん、そうだよなぁ、レトルトさんをこの手で殺りたいよなぁ！」
レト「……Aとうっしーは先行って、これは走りながら殺れる相手ちゃうわ」
私と牛沢さんはまた走り出した
彼のことを信じて。
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さんご(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございます、、！Xの方に🗻視点のお話もあるのでよければぜひ！ (1月12日 0時) (
レス) id: 4c714dcc22 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 凄い作品に出会えて感激です..!とんでもない文才ですね!凄く楽しく読むことができました。これからも頑張ってください( *´꒳`*) (1月5日 19時) (レス) id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - なみのさん» 長編にもかかわらず最後まで読んでくださりありがとうございます☺︎楽しんでいただけたならなによりです！ (11月13日 1時) (レス) id: b4a1483ffc (このIDを非表示/違反報告)
じゃーんえっちふん - みるくちゃあああああああん (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
なみの - とっても面白かったです！あまりにも作り込まれていて、感動しました・・・大好きです！！ (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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