ショック…… ページ5
買い物を終えてナミさん達と合流すれば、思いの外ナミさんは踊り娘の衣装を気に入った様子だった。
アラバスタが地元のビビさんは困った様に笑っていたけれど。
砂漠越えをするのに必要な物資も揃い、
次の目的地は反乱軍の本拠地であるユバというオアシスだそうだ。
そんな説明をビビさんから聞いていると、
何やら頭の中に気になる通信が流れ始める。
「あ、あの！」
話を途中で遮ってしまって非常に申し訳ないのだが、私は手を挙げて注目を集めてからパカっと口を開く。
「『繰り返し全海兵に連絡です！
至急班ごとに集合！麦わらが現れました！！
仲間と船どこかにあるはずです！
海岸線を中心に捜索して下さい！！』」
私の口からは聞き覚えのない若い女の人の声。
ただ、その声を聞いた途端に
ゾロさんの表情が一気に険しくなる。
そしてナミさんやサンジさん達も
呆れ果てた様に溜息を吐く。
会話から察するに、
どうもルフィさんが海軍に見つかったらしい。
海軍に麦わらの一味がこの町にいるとバレた以上、
この場所が見つかるのも時間の問題。
早急に荷物を持って船に移動しようとしていれば、
「いたぞーー！！」
「逃すなーーっ！！！」
時既に遅く、
多くの海兵さん達の声がこちらに近づいて来ている。
「マズいわね。迂闊に動けないじゃない」
塀の陰に隠れて様子を窺いつつ、
ナミさんが「あぁ、もう！」と
片足の爪先で小刻みに地面を叩く。
「一旦やり過ごすしかねェな」
ゾロさんがそう言って少しだけ顔を覗かせると
「よう！！ゾロ！！！」
幸か不幸か、追われていたルフィさんと目があった上に大声な名前を呼ばれてしまうという……。
「いたぞ！麦わらの一味だ！！」
そして芋づる式に私達も全員見つかってしまった。
仕方がないので大慌てで荷物を持って
船に向かって駆け出す。
まさか市民の味方である海軍から
逃げなければならない日が来るとは。
地味に、いや、かなりショック……。
無事……ではないが、ルフィさんとも合流したのであとは海軍から逃げ切るだけなのだが、
あちらは人数も多いしなかなか引き離せない。
「逃すかっ！！“ホワイト•ブロー”！！！」
––––ボウン！！
周囲の海兵さん達に「大佐」と呼ばれた男の人の腕が突如煙になって、ルフィさんに迫る。
そしてあと少しでその手がルフィさんを捕らえようかという瞬間
「“陽炎”！！」
––––ゴォン！！ボボォォォォ……
その煙を遮るかの様に炎の壁が現れた。
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朮(プロフ) - 星猫さん» それ程アニメをよく観るわけでは無いので、ラノベ系アニメはあまり知りません。ジャンプ系なら黒バス・ぬら孫・血界戦線・るろ剣・鬼滅・リボーン等です。 その他ならドリフターズ ・最遊記・忍たま・どろろです。 (2020年6月12日 19時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年6月12日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - きぃさん» コメント有難うございます！これからは物語も大きく動いてみたり……。応援を励みに更新頑張ります！！お楽しみに！！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - すっごく面白い小説ですね！これから電伝虫少女ちゃんがどうなるのか展開が楽しみです！続きの更新頑張ってください！応援してます！ (2020年3月18日 14時) (レス) id: 86b27e9006 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - 靜藍さん» コメント有難うございます！前作まで読んで頂き光栄です！なるべくテンポ良く投稿できるよう頑張ります！！ (2020年3月10日 10時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年3月8日 2時
