3-Aサミット ページ4
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「夢ノ咲学院理事会ではプロデュース科設立をどうするかまだ揺らいでいるらしくてね、系列校の女子生徒を一定期間アイドル科に編入させてみて、その女子生徒に決定権を委ねることにしたらしいんだ」
『極秘』と書かれた書類を眺めながら皇帝は歌うように言う。
「言わば監査官だよ。彼女がアイドル科を上の人達にどう報告するかによってプロデュース科の、アイドル科の未来が決まる」
「俺達の……」
3-A一同はモノスゴク真面目な顔をして頷いてから、揃って窓の外を見……もう一度英智の方に向き直り、言う。
「「「あれが!?」」」
「うん。あれが」
窓の外には真緒にダル絡み(本人的にはアピールのつもりなのだろうが、客観的に見ればダル絡みにしか見えない)している毒嶌A。甲高いソプラノボイスがこちらまで響いてくるようだった。
「あの、凄く言い方が悪いんだが……え?あの子しかいなかった、のか?」
めちゃくちゃ言葉を選んだ様子でそう言ったのは守沢千秋。
善良で女の子を無碍に出来ない彼はAの最大の被害者と言っても過言ではない。
というか“あの”千秋にこの反応をされるのは戦隊モノのヴィランかAぐらいのものである。
「あの子のお母さんは夢咲グループの分家筋の人間でね。つまりそういうことだよ」
夢咲グループとは夢ノ咲学院を所有する財団を指す。要するにゴリッゴリのコネ入学である。英智ですらちゃんと入学試験を受けたのに、彼女は編入試験すら受けずに親のコネで来ちゃったらしい。
「……ッ、天祥院の権力で何とか出来ないのかね」
その言葉に一同瞠目した。それを言ったのが斎宮宗だったからだ。宗が英智を頼るのは普通有り得ないことで、つまり宗は英智を頼ろうと思ってしまうほど追い詰められていた。
それほどまでに彼にとってAは耐え難い存在だったので。
「無理だよ。僕には夢咲グループの友人がいるからね。その人への不義理になるようなことは出来ない」
「僕の平穏な学園生活よりその友人の方が大切だと言うのかッ!?」
「そりゃそう」
「そもそも夢ノ咲に平穏な学園生活期待できるとでも?」
「それは一年目の時点で諦めるべきだっただろ」
散々である。
とはいえ宗の言葉はその場にいたほとんどの人間の心の代弁でもあったので。彼等は流石に態度には出さないものの内心肩を落とした。
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紅鮭(プロフ) - あやめさん» コメントありがとうございます!夢主を大好きと言っていただきとっても嬉しいです!趣味が合いますね🎶 星5取り次第更新再開しますので、どうか気長にお待ちください! (2月27日 21時) (
レス) id: cc18d6b067 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - いつも楽しく読ませてもらってます!毒嶌ちゃんみたいな女の子大好きです!ママの感謝祭、応援してます!続きも楽しみに待ってます✨ (2月27日 19時) (
レス) id: 5659e626b3 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭(プロフ) - koryiさん» 嬉しすぎるコメントにお気に入り登録までありがとうございますー!!これからもkoryiさんに面白いと思っていただけるように頑張ります🎀🤍 (2月17日 0時) (
レス) id: cc18d6b067 (このIDを非表示/違反報告)
koryi(プロフ) - あの!すっごい面白いのでお気に入り登録させていただきました!これからも更新楽しみにしてます! (2月16日 20時) (
レス) id: 183499ceb2 (このIDを非表示/違反報告)
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