太宰治生誕祭 ページ22
1日遅れました…。
ごめんね太宰さん…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「リリアちゃーん」
「何？今日の仕事？」
「違う」
私が冷たくあしらうとあからさまに肩を落とす太宰。まぁ理由は容易に考えられる。
「ねぇ、今日私の誕生日なのだけど」
ほら、やっぱりこういうことだ。とはいえ今は仕事中。斜め45度遠くを見てみろ、国木田くんがじっと見ているぞ。
「じゃあこれ、プレゼント」
机が埋まるくらいの大きな書類の束。
遠くに見える国木田くんは、「よくやったぞ、リリア」という視線を送ってきた。対して太宰は真顔。かなり嫌だったみたい。
職場では1日そんな感じが続いた。
太宰とは同棲しているのでいつも帰りは一緒。
今日も例外ではなく、いつも通り事務所ビル下の階段で待ち合わせる。
「おまたせ、太宰」
「…帰ろうか」
昼間冷たくしすぎたのだろうか、声が少し…いや、かなり低いかもしれない…。流石にやりすぎた…？
太宰を見るのが怖くて、街道に目を彷徨わせる。
街道は時間も遅いこともあり、通っている人は疎らだ。
…いっそ、今渡してしまおうか。
「……ねぇ、太宰」
「…何？」
まだすねているような、少し膨れた声だった。
「…誕生日、おめでとう。…あの、これプレゼン…ト…！？」
綺麗にラッピングされた包を紙袋から出すことは出来なかった。
彼に抱き締められた。なんの前触れもなく。
「……ふふ、…………ふふふふふふ」
なんて気持ち悪い声を出すんだこの男…。私なんて心臓が煩くて身動き1つ取れない。
「っ…何…！！///」
「……………ぁー……可愛い…」
「…はぁ？」
拗ねていたかと思えば…
「君、気づいていなかった？私の不機嫌そうなアレ、全部演技なのだけど」
抱きついたまま言ってくるが、この男、恐らく笑顔だ。
…ん？
「演技…？」
「そう。…自分のせいで不機嫌になってしまった私に、
どうやってプレゼントをくれるのかな…？って」
…要するに…
「私の反応を見て楽しんでいた…？」
「可愛いリリアちゃんがみれて、私は大満足だよ」
ようやく解放され、身動きが取れるようになった。
笑顔の太宰はそのまま私の手を繋ぎ、こういった。
「君の色々な表情が見れるのなら、生きていくのも悪くないね」
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頬にクリームついてみた※茜様リクエスト→←文豪と心霊スポットにいってみた※桃桜様リクエスト
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RINNA(プロフ) - mumuさん» 妄想ry((発想力が活発になったら書かせていただきます← (2018年6月26日 20時) (
レス) id: f3007f9eda (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乱歩さんが照れた顔最高ですね…！RINNAさんの妄想ry((殴 発想力が豊か過ぎて占ツク見るの毎日の楽しみです！これからも時々で良いので乱歩さん出してもらえませんか…？これからも更新頑張ってください！ (2018年6月26日 20時) (レス) id: 6892cde4c6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuuki☆ - そうでした!すみませんでした…更新楽しみにしてます。頑張ってください!! (2018年6月26日 20時) (レス) id: 3edc3c3d7d (このIDを非表示/違反報告)
RINNA(プロフ) - Yuuki☆ さん» あ、すみません…リクエストは停止中なんです…… (2018年6月26日 17時) (レス) id: f3007f9eda (このIDを非表示/違反報告)
RINNA(プロフ) - Yuuki☆ さん» ありがとうございますぅぅぅ←拝借させていただきます！！ (2018年6月26日 17時) (レス) id: f3007f9eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RINNA
| 作成日時：2018年6月18日 19時
