24話「だがやはり譲れないものがあるのだ」 ページ24
かつての仲間、今の敵。
そんな人達が目の前で争っていたら、あなたは一体どうしますか。
争うことは貪ること。
貪ることは壊すこと。
壊すことは、殺すこと。
何も感じないわけがない。
何も思わないわけがない。
ただただ、どちらも傷つくことなく終われることを、願っている。
例えそれが、ただの夢物語だとしても――。
「マネージャーが狙われないと思ったら大間違いだぜ堀田！！！」
「うっうわああああ岩泉さんだあああ花巻さん！！！」
「おっおい俺を盾にすんじゃオゴォ」
「花巻ィィィ！！！」
女子にぶつけていいようなパワーじゃないよ絶対…！！！
誰も傷つかないなんて、絶対にない。なぜならこれは紛うことなき戦争であるからだ。リスクを伴う戦いなのだ。だってジュース奢りを賭けた全力の戦いだし……。脳内モノローグを綺麗な感じにまとめてみたけど、とんだ茶番である。
しかしこの人達、本当に容赦ない。厳正なるくじにより、岩泉さん・及川さんのゴリラタッグが生まれた結果、身の危険を感じた他のチームが最下位になるまいと女子のハンデがある私達のチームに総攻撃を仕掛けてきた。まあ私の足が速かったことと先輩二人が強かったこともあり、時間が経つに連れ攻撃は他のチームにも分散されていった。
そんな私達は、今ゴリラタッグと対峙している。今のところのライフとしては、
花巻さん：残り1つ
松川さん：残り2つ
私：残り3つ
とまあ、こんな感じだ。
ゴリラタッグはそれぞれ残り2つってとこだろう。
ちなみに、枕は当たっても落とさなければOKである。
「勝負だオラァァァァ！！！」
岩泉さんが吠えた。
︙
「矢巾さんってなにかと不憫だよな……」
「金田一そんなこと言わないの」
「いやでも事実「国見」
矢巾さんはとってもいい人なんだから……！
不憫だけど……！
私達が交戦している間、ここぞとばかりに矢巾さんが及川さんのライフをひとつ奪い取った。しかしそれをきっかけに矢巾チームはゴリラタッグと私達のチームから総攻撃を受け、敢えなく撃沈。同じチームだった温田さんはとばっちりだろう。
そんなこんなで、ガチバトルのピロー・ファイトは矢巾チームの惨敗で幕を閉じたのだった。
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志織(プロフ) - ヒトさん» ホリミヤいいですよね！ハイキューを全面に押し出しつつ、ホリミヤ成分もそこはかとなく入れ込みたいと思います（笑）コメントありがとうございました！ (2019年12月4日 21時) (
レス) id: de7effe731 (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - ホリミヤネタ最高です。 (2019年12月2日 21時) (レス) id: 3761af80f9 (このIDを非表示/違反報告)
志織(プロフ) - 八重さん» コメントありがとうございます！ヒロインなら私も金田一かなと思いますが、国見は何となく自己主張強そうなのでああいう感じです（笑）私はギャグセンスがないのでは？と思っていたので、面白かったと言っていただけて何よりです！ (2019年8月7日 16時) (レス) id: f90efcc153 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - 面白すぎてずっと笑ってたら姉に(･∀･)<ｳﾙｾｪェェェエエって言われましたどうしてくれるんですか？(謎) (2019年7月27日 13時) (レス) id: 9f24637045 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - いやぁー私思うんすけど、やっぱりヒロインは国見じゃなくて金田一だと思うんですよぉー(笑) (2019年7月27日 13時) (レス) id: 9f24637045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志織
| 作成日時：2018年4月7日 10時
