番外編 治くんの誕生祭 その3 ページ33
｢ハッピーバースデーー！！！！華の18歳だね！！｣
治が入ってきた瞬間クラッカーを鳴らすも驚いてくれなかった。
｢あ！！18歳なんだからさ！アニマルビデオでも買ってくれば！？｣
｢何言ってんだ手前｣
スレスレの発言をすれば中也に頭を叩かれてしまう。お前も18歳のくせに。
｢私なんかのためにこんな豪華なパーティー開いちゃってまぁ…｣
｢ほら治もその服脱いで奥の部屋行け！｣
あっけらかんとしている治を奥の部屋にぶち込み着替えさせる。
因みにみんなはドレスやタキシードで着飾っていた。
時は進み夜。大人組は酔いつぶれた。
｢中也ぁ…私の部下で良かったのか…？今は双黒となんて呼ばれるようになってしまって…
私は悲しいぞ…｣
｢Aちゃああああああああぁぁぁん！！！！お願いだからぁ！彼氏を作らないでぇ！！ずっと私の娘でいてぇ！！！！｣
などと2人とも見事に潰れ、泣き上戸となっている。一言で言うと面倒臭い。
中也も潰れたので床に置いておいた。
織田作と安吾は仕事があるといい、帰った。
芥川とかＱは、子供なので寝かせた。
残るは私と、治だけ。
此奴は異常に酒に強い。それはもうおかしいくらいに。
｢ねぇ治…言い忘れてたけど…誕生日おめでとう｣
｢ふふ…ありがとう。少しは楽しめたよ｣
ソファに座り2人で酒を飲み続ける。
その間には短いような、長いような沈黙が流れた。
顔が赤くなっているのがバレないように、バクバク鳴っている心臓が聞こえないように私は思い切って口を開いた。
｢あのね…治。酔ってる人の戯言だと思ってくれていいんだけどね｣
ドッドッドッと心臓がうるさく鳴り響く
｢たぶん、私…5年前から治のこと……っん｣
｢うん、知ってる。ずっと私の事好きだったんでしょ？｣
好きだったよ、と言おうとした口を、口で塞がれた。
そしてまさかの爆弾発言。
けどまぁ、治だからね。と納得してしまっている自分がいる。
｢ねぇ、治｣
｢なんだい？｣
産まれてきてくれて___私を見つけてくれてありがとう。
その言葉とともに、私は治に包まれた。
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イェル - パスワードってなんですかね？最初から読みたいんですけど分からなくて…良ければ教えてください (2022年6月20日 22時) (
レス) id: 87c69ae26c (このIDを非表示/違反報告)
オムライス(プロフ) - パスワードにしてくれると嬉しいです。この作品がいちばんのお気に入りで大好きなので…よろしくお願いします！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 8c1b28c023 (このIDを非表示/違反報告)
カイン(プロフ) - この作品が大好きなので、パスワードにしてください！お願いします！ (2020年3月21日 3時) (レス) id: 12e3378c39 (このIDを非表示/違反報告)
ホノルル(プロフ) - この作品とても好きなので、パスワードでお願いします。 (2020年3月20日 11時) (レス) id: c6b2fadcde (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - わ、わ、すごく、大好きな作品なので、パスワードでお願いしたいです。 (2020年3月3日 21時) (レス) id: 4c1c671906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結鶴 | 作成日時：2019年2月22日 18時
