第218話 まとも ページ25
｢でもまあ1番は治なんだけど｣
茶番が一区切り終わったところでAが呟く。
全話で、俺は死んだことになっているがちゃんと生きている。
｢前原くんと言って治と言って……性格なんとかしろよ｣
｢いやお前に言われたくないわ！｣
思わずツッコミを入れてしまう。顔面詐欺はお前も同じだからな。
｢Aも顔だけはいいんだから性格直した方がいいんじゃあないかい？｣
｢やだ治イケメン｣
｢貶されてることに気づけ｣
ていうかお前らはよ付き合え。むしろなんで付き合わない。
｢……頑張って前原君｣
2人が話している姿を見て思わずため息を吐くとAが声をかけてきた。
｢…は？｣
｢…？私達のことずっと見て…そんなに治のこと好きだった？
いいよ、前原君なら。治あげる。地雷だけど仕方ないから許してあげる｣
｢いや何言ってんだ｣
もしかしてこいつ腐ってる系女の子か？？？？、
｢私は太宰君が上の方がいいと思うよ！｣
｢茅野お前もか！？｣
｢…ていうかさー……｣
そこでカルマがさっきとは違うイチゴ煮オレを片手にジト目で口を挟む。
｢作者さー、この小説、どこまで長編にするつもりなんだろ。
暗殺教室卒業してない上に中原中也さえ出てきてないよ？
Aちゃんの過去も回収してないし、黒の時代にも入りかけてもない。
こんな茶番してんなら本編進めなよ｣
ごとっともな意見に皆が黙ってしまう。
｢そーだよ、もっと太宰君とAちゃんをイチャイチャさせるべきだよ｣
｢そうですよねぇ、先生も思います、それ｣
どっかいったはずの殺せんせーがまた乱入してきたことで、Aと太宰が戦闘態勢になる。
｢ウザイ…｣
｢死ねばいいのに、あ、僕と一緒に死ぬ？｣
｢誰かこの2人止めてください｣
ヒュンヒュンと2人の攻撃を躱す殺せんせー。言葉とは裏腹に余裕そうだ。
｢…っち、うっっざ！！もういいから！本気出しちゃうから！！！！｣
負けず嫌いなAが、太ももから銃を取り出した。
右手に銃、左手にナイフ。
もう絵面だけで強ぇ…
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イェル - パスワードってなんですかね？最初から読みたいんですけど分からなくて…良ければ教えてください (2022年6月20日 22時) (
レス) id: 87c69ae26c (このIDを非表示/違反報告)
オムライス(プロフ) - パスワードにしてくれると嬉しいです。この作品がいちばんのお気に入りで大好きなので…よろしくお願いします！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 8c1b28c023 (このIDを非表示/違反報告)
カイン(プロフ) - この作品が大好きなので、パスワードにしてください！お願いします！ (2020年3月21日 3時) (レス) id: 12e3378c39 (このIDを非表示/違反報告)
ホノルル(プロフ) - この作品とても好きなので、パスワードでお願いします。 (2020年3月20日 11時) (レス) id: c6b2fadcde (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - わ、わ、すごく、大好きな作品なので、パスワードでお願いしたいです。 (2020年3月3日 21時) (レス) id: 4c1c671906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結鶴 | 作成日時：2019年2月22日 18時
