ほわいとらんぺいじ。2

◇ ページ24

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壱馬 side









翔「壱馬、何にする？」



「…っえ？」



翔「やから、何にする？」



「…いつもので」



翔「何いつものって」



慎「ふふ、いつもので！…翔吾先輩は？」



翔「じゃあ俺もいつもので、？」



「…来たん初めてやろ」







誰にも聞こえないくらいの声量でぼそっと呟く。



もちろん翔吾にも聞こえてないし、慎にも。





…慎は俺が嫉妬してんの分からんやろな。







慎「かしこまりました！…今日は多分もう誰も来ないと思うんでお店閉めますね」



翔「じゃあいっぱい喋れるなぁ、嬉しいわ」



慎「準備できたら俺もこっち来ますんで、ゆっくりしてて下さい」



翔「は〜い」







ゆっくりできるわけないやろ。



…とは言わずに目の前でニコニコしてる翔吾と雑談を。







「慎と何処で知り合ったん？」



翔「高校の後輩やで」



「やから翔吾先輩ね〜…」



翔「何や？嫉妬しとんのか？」



「…俺の知らん慎を翔吾が知っとると思うと何か腹立つ」



翔「おーわ、顔怖いで今」



「翔吾のせいやわ」







と言っても、翔吾はずーっとニコニコしてるわけで。



その顔のまま、また同じ言葉を発した。







翔「いーや、でもまさか壱馬の恋人さんがまこっちゃんやとは…」



「それ言うん2回目な」



翔「やってほんまにびっくりしたんやもん」



「そんなに？」



翔「そんなに！普通ないやろ、こんなこと」



「…まぁ確かに」



翔「壱馬ずーっと仕事仕事って感じやったからまこっちゃんと出逢って良かったわ」



慎「そーなんですか？」



「うわ」



慎「…うわって何ですか」



「いや別に…」



慎「それより！翔吾先輩！…会社での壱馬さんのこと何でも良いんで教えて下さいよ！」







急に横から珈琲3つ出してきたと思ったらとんでもないことを言い出してきた。





はい？何故？



会社での俺を君に教える必要ある？





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◇→←◆愛が溢れすぎて困る。壱馬 × 慎

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