ほわいとらんぺいじ。

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北人 side









「それはどーも」



樹「…絶対信じてないですよね、その顔」



「信じるも何も…あ、ありがと〜って感じだね」



樹「俺結構真面目に話してんすからね？」



「シラフの時ならその言葉信じてた」



樹「じゃあまた誘うんでその時は飲む前にちゃんと言います」



「はいはい」







これ以上期待させないで、と言いそうになった口に無理矢理ビールを流し込んだ。







その後も無言を貫いたり、ちょっと話してまた無言になったりと2人でゆったりと過ごしていたけど。



アルコールが回ってきたのか、何だか眠くなってきた。









樹「…北人さん？」



「ん、？」



樹「もう眠くなっちゃった？」



「…ん〜眠くないよ？」



樹「瞼半分閉じてますけど」



「ごめん、…ねる」



樹「は！？ちょ、寝ないで下さい！」







そんな樹の言葉も聞かずにそのまま深い眠りへ。





あ、そーいやお金どーすんだろ…



お前から誘ってきたんだし、今日くらいお前払えよ…







樹「北人さーん？……あー、もう！ほんっとにマイペースすぎるし無防備すぎんだって」







そう呟いて頭を抱えた樹のことなど知るはずもなく、気が付いたら自分の家のソファにいた。





もちろん瞬間移動したわけでも何でもない。



本当に気付いたらソファで横になってた。





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