No,２ ページ19
″END″の続きから
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秋のそよ風に背中を押されるように走った。
何故だか、お兄ちゃんも私のことを応援してくれている気がした。
できるだけ近道を通って、公園を目指す。
全部、全部解かってた。
解かってた上で、知らないフリをしていたんだ。
卑怯者、そう言われてもきっと仕方がないと思う。
どんな結果であろうと、初兎の想いが、私の想いが晴れるならなんだっていいと思えた。
次第に日が暮れ始めて、眩しい夕日が視界に入る。
一体何分くらい走ったのだろうか。
一度足を止めて、辺りを見回してみる。
すると、辺りは見慣れた景色に変わっていた。
公園まであと少し。
一旦息を整え、止めていた足を動かす。
少しでも早く公園に着いて初兎に伝えたい。
そんな思いで路地裏を飛び出した。
『え...。』
何処かで見たことのある光景。
鳴り響く車のブレーキ音。
どんどんと早くなっていく鼓動。
思うように動かない身体。
溢れてくる涙。
視界の端に映る白髪の男の子。
『しょ、う....。』
掠れた声でそう呟いた。
次第に暗くなっていく視界に、思考が徐々に追いついてきた。
あぁ、私、轢かれちゃったのか。
視界が暗くなったかと思えば、急に明るくなった。
真っ白な空間に、ポツンと一人で佇んでいる男の子。
私はその男の子に近付いて手を差し出した。
その男の子は嬉しそうに、けれどどこか悲しそうな表情で私の手を取った。
私はギュッと手を握り返して、白い空間に吸い込まれるように足を踏み出した。
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ちと(プロフ) - まじで泣いてしまう...初兎ちゃんと、夢主さんにはあのままの日常を送ってほしかったなぁ... (8月22日 15時) (
レス) @page16 id: f6b0a849c1 (このIDを非表示/違反報告)
Near - ひーいれりすさん» 返信遅れちゃいました〜！すみません💦涙を止めること....できないですねｗ ハンカチで拭いといてください！！() (2023年3月26日 14時) (レス) id: 20a94c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ひーいれりす - すいません誰か涙を止められる人はいませんか… (2023年3月6日 23時) (レス) @page23 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 瑠夏さん» 目からスライムという表現で笑ってしまった() 人を泣かせる天才....。ありがとうございます（？） (2022年11月14日 20時) (レス) id: 20a94c6827 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - やばっ目からなんかスライムが止まらない(;~;)Nearさんは人を泣かせる天才かな？？ (2022年11月14日 6時) (レス) @page23 id: 427d2fc8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年9月5日 18時
