01.はじめまして、有岡先輩 ページ6
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新しく買ったスニーカーを履いて、キャンパスを歩く。
今、晴は講義中。「あと20分だから食堂で待ってて」とメッセージが来ていた。
今日は何を食べようかな、パン？ご飯？パスタ？
ヘッドフォンから聞こえる洋楽と新しいスニーカーでテンションが高かった私の足取りは軽く、あっという間に食堂についてしまった。
適当に席をとって、暇だからと携帯を触る。
講義中なのに晴からメッセージが届くのはきっと話を聞いてないから。
いつもなら「話ききなよ」なんてそっけなく返してしまうけど、気分のいい私は晴とずっと話していた。
新しいスニーカーのこと、ネットで頼むパーカーはいつもサイズが大きいこと。
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だからかな。
メッセージを打つのに夢中になっていたのと、ヘッドフォンから流れる音楽のボリュームが大きかったからか、私は話しかけられていることに気がつかなかった。
急にトントン、と叩かれる肩。
びっくりして、ぱっと振り向く。
そこには知らない人がいた。
ヘッドフォンを外し、その人を見る。
？「ねぇねぇ」
A「はい？」
？「パーカー、一緒だね！」
A「パーカー...ほんとですね」
？「靴、も色違い持ってるっていうかはいてる、」
A「え？」
目の前にいるのは全く同じパーカーを着て、私と色違いのスニーカーを履いている人。
ていうか、かぶってるキャップ...
A「あの、」
？「なに？」
A「そのキャップ、持ってます」
？「え、うそ」
A「私、青かいました」
？「まって、ねぇ」
ぽっかーんと口をあけて立ち尽くしてる彼を、「どうぞ、」と隣の椅子に促す。
その顔のまま、彼は椅子に座った。
同じパーカーを着ている私たち。おまけに靴も色違い、だけど今日が初対面。
？「名前、なんていうの？」
A「し、白石Aです、教育学部の二年です」
？「あ、学部一緒だ、でもはじめましてだね、 俺、有岡大貴っていいます、三年生ね！」
A「有岡先輩、」
有岡「堅苦しくならなくていいよ、笑」
「それにしても偶然過ぎるね」なんて私のパーカーを見ながら話し始めた有岡先輩。
ヘッドフォンから流れる音楽をとめる。
有岡「ちなみに今、なに聞いてたの？」
A「洋楽です」
有岡「え！好きなの！？」
テーブルに手をついて勢い欲立ち上がる先輩の目は、
キラキラしてた。
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☆とも☆(プロフ) - 初めまして、こんばんは。読むたびにきゅんきゅんしちゃってもうたまんないです(*´Д｀*)大好きなメンツが揃ったお話なので更新が楽しみです(^^)題名も過去形なのがどういう意味なのか、それも楽しみです(*^^*)次回更新も楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年4月8日 23時) (
レス) id: 0a1f63184e (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして！続き頑張って下さい！伊野尾ちゃんと光気になるー (2018年3月23日 22時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
真美 - 最高に面白いです!!!ズッコケ3人組が出てくるところもいいですね(笑)これからも頑張ってください!更新めっちゃ楽しみに待ってます! (2018年2月26日 18時) (レス) id: 7d06f3cc7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も も ◎ | 作成日時：2018年2月25日 20時
