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ごちそう様でした!と3人は両手を合わせ、一斉に言う

小学生の給食かな?と思ったが、存外これも悪くない

ぱっぱと片づけを終わらせ、2人のいるソファへ移動すると、いい匂いがした

これは、ジャスミンティーかな

私たちの食後は、必ずと言っていいほど紅茶を飲む

ブラックとザマスが、毎日交代でいれてくれるのだ

彼らは、自分たちの間に1人分のスペースを開けて座っている

その間に私が座るのも、また日課となっているんだ

よっこいせと、おばさんみたいな声を出しながら座ると、ブラックが紅茶を差し出してくれた



『ありがとう』

ブ「どういたしまして」



カップを少し口につけながら笑う彼は、本当にかっこいい

思わず見惚れそうになるが、急にザマスが声を上げたので、ブラックから目をそらし、ザマスに向ける



ザ「なまえの料理は、久しぶりだな」

『最近、全然作って無かったからね。ブラックに頼りっきりで』



そう言いながらブラックを見ると、あれだ、滅茶苦茶ドヤ顔している

いや、ドヤ顔と言うか、誇りに誇った顔?

まあなんでもいいか

そんな彼を見つめていると、何だか面白くなって、笑ってしまった

それに気づいたブラックは、少し顔を膨らませていた



ブ「なぜ笑う」

『なんか面白かったから』



答えになどなっていないが、別に良い

だって、そう答えた後、ブラックも笑ってくれたから

ああ、楽しいな!

笑っていると紅茶をうまく飲めないので、カップはもう少しテーブルに置いておこう

3人で笑っていると、急に私は、昔の事を思い出した



『そういえば、昔のザマスって、本当に料理が下手だったよね』

ザ「何も言い返せんな」

『卵焼き作って、その結果ダークマターみたいなものできたんだっけか!』

ザ「そ、そこまで笑うか!」



昔のある小さな出来事を思い出して、ただひたすら笑う

いや、ほんとうに酷かったんだって!

銀○のお○さんもびっくりなレベルだよ!

・・・ごめん、お妙○んは言い過ぎたわ、あれはない

ザマス謝りながら笑うと、ブラックは懐かしそうに天井を見上げている



ブ「あまりにも下手で、お前に教えてもらったんだよな」

『そうそう。私も最初は無理だろって思ってたけど、こんなに上達するなんてさ』



私の教えた方が良かったのか、ザマスの覚えが良かったのかはわからないけど、彼の料理はとても素晴らしくなった

これも、なまえのお蔭だなと笑う2人に、私も笑い返した

楽しいなあ

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匿名希望 - 続きが気になります (3月31日 23時) (レス) @page38 id: a169a42957 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - めっちゃ続き気になる〜♡頑張ってください! (10月30日 14時) (レス) @page38 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする!!続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする!!続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - おはようございます、 コメント失礼します、続きがになります。 (2022年12月2日 8時) (レス) @page38 id: 4f358e8e67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐーちゃん | 作成日時:2017年3月18日 2時

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