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エースはきっと今、怒っているんだろうな
知らなくていい、なんて言われて
でも、今はまだ話したくないんだ
こんな俺の気持ちを知ったら、エースはきっと自分のことを責めてしまうから
エースは何も悪くない
悪いのは貪欲で弱い俺だから
いつか話せるときまで待ってて
そんなことを考えながらエースの頭を撫でる
貴「大好きだよ、エース」
そう言えばエースは俺の背に腕を回し
エ「…、……俺もだ、兄貴、………だいすき、」
蚊の鳴くような声だったが俺の耳にはしっかりと届いた
抱き締める力を強めて、母さんがしていたようにエースの額に唇を落とした
その日の夜は二人で同じ布団に入った
.
.
.
次の日からエースは、傷が治っていないにも関わらず白ひげの首を取るなんて言って毎日海に落とされている
俺はと言うと煙草を吸う量が増えた
船尾で煙草をふかしながら、海に落ちるエースと其を助けに行くこの船のクルーを横目に眺める
？「…止めねェのかよい」
声が聞こえて振り返れば南国頭の男、マルコが其処にいた
貴「別に、この船の奴が助けるんだから良い」
マ「弟じゃねェのか」
貴「…、そうだけど、エースも色々悩んでるみたいだし、もうこれも終わるんじゃないかな」
首を傾げるマルコを残してその場を後にした
その日の夕方
エ「兄貴…、……俺、白ひげのマークを背負うことにする、」
不安げな表情で俯きながらそう告げるエースに歩みより頭を撫でた
貴「エースがそうしたいなら、そうしよう。俺もこの船に乗るよ」
そこからは早かった
二人で白ひげの部屋に向かうといつも会議をしているのか隊長達が勢揃いしていた
そこでエースはこの船に乗ると宣言した
皆歓迎ムードで、「漸くか！」とかなんとか言って騒いでた
でも、エースは何処か浮かない表情で
マ「どうしたんだよい？」
エ「…、もう一つ、話があるんだ」
そう言ったエースは俺達の父さんのことを話し始めた
エースの口から、父さんを鬼とか、あんなやつとかいう言葉が漏れて尻尾がだらりと力なく垂れる
ブレスレットをきつく握り締めた
生まれてなくても愛されてたくせに
そんな汚い感情を押し込めるように俺は下唇を噛み締めた
..
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yozakura - すいませんガチで泣きました(泣)良い話ですね (2020年5月1日 8時) (
レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - さーちゃんさん» 読んでいただきありがとうございます！！名前変換ができるようにしているんですが…、私の端末では変換できるのですが、名前を入力してもできないですかね？(涙)教えてくださりありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月29日 12時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 名前変換ができてないです。変換されてないページは､最初から最後までの話の中の"名前"を使う時全部です｡変換する場合は､かっこをつけないと変換できないです…生意気ですみません!お話は､物凄く良くて号泣しました｡とても良い作品です!更新頑張って下さい！ (2019年9月29日 11時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ユウさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！！そう言ってもらえて嬉しい限りです(涙)私も書きながら泣きました()ありがとうございます、頑張ります！！！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - めっちゃ感動しました。本気で泣きそうになりました...。こんな文章を書けるなんて凄いです！尊敬です！更新頑張ってください！！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月13日 1時
