18-見たい夢を見られるなんて結構すごくね？*JJ ページ18
JS「まだこの夢を見ていたいんだ。。。」
そう言って目を瞑る。
ただ抱きしめるしかできない俺は頼りないヒョンだね。ごめんよ、ジュンス。
JS「僕は夢の続きが見られるタイプ。きっとそう。」
突然、そうつぶやいたジュンスは俺の腕から抜け出すと立ち上がって俺達を見た。
JS「ね、ヒョン、ユチョン。僕は眠ったから自由に夢を見られるんだよ、、、、ね？」
YC「ふふふ。そうだな。明日の集合時間までには夢から醒めるんだよ？」
JS「うん。じゃぁもっと見たい夢を見に行ってくる。」
ジャケットを手に持ち、財布と携帯だけをポケットにねじ込みながらドアへと向かう。
パタン。
そのままユチョンは何も言わず、送り出すと俺にジャケットを投げてよこした。
YC「ヒョン、マスク持って。俺は眼鏡。」
あっという間にいつものお忍びスタイルでホテルを抜け出した。
タクシーを拾うとユチョンは聞いたことの無いホテルを指定した。
JJ「どこそれ？」
YC「ジュンスが行くところ。」
それだけいうと深い溜息をついてシートに沈み込んだ。
JJ「何で知ってるの？」
YC「さっき達也が指定した自販機の先にスロウ達がいて、そう言ってた。」
JJ「え？」
YC「沙耶は一人でホテルに泊まるって。夜はそのホテルのバーに行く予定だってさ。」
なんだ、お膳立てはすでにできているんだな。
YC「ま、沙耶は聞かれてることに気づいてなかったみたいだからどうなるかな。」
ユチョンはそのまま笑いながら俺の膝に寝転がる。
JJ「なにユチョン、甘えモード？」
YC「いいじゃん、たまには。この夜、幸せなのはジュンスだけなんだから。」
確かに。
JJ「俺、ジュンスが自分から動くタイプとは知らなかった。」
YC「そう？ジュンスは興味がないものには自分から動かないだけ。興味があるものには肉食系に変身する。」
JJ「そうなんだ。」
YC「そ。ま、今日は観客として楽しも。」
JJ「おー！！！」
そんな賑やかなタクシーはジュンスの乗ったタクシーを追いかけて沙耶のいるはずのホテルに吸い込まれていく
19-この扉を開けたら君はいるのに*JS→←17-忘れられるの？夢だったんだと。*JJ
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革ベルト
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しんち(プロフ) - のこさん» ありがとうございます。なかなか更新できず・・頑張ります。 (2018年12月8日 22時) (
レス) id: b9b1b5a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - お久しぶりの更新、嬉しいです！…読めば又切なさが蘇ってきて、ちと辛くもあるのですが… (2018年12月8日 21時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» こちらこそありがとうございます。蛇足な話なのにそんな風にいっていただけると。もう少しなのでご愛顧のほどを。 (2017年4月11日 0時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
嫁(プロフ) - 更新ありがとうございます。切ない恋も人生ですね。簡単にはいかないから人生なのかもと思っています。 (2017年4月8日 16時) (レス) id: cc86b7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» ありがとうございます。いつか。わかってもらえるとうれしいなぁ。と私も思ってます。同じ気持ちでいていただいてすごくうれしいです。 (2016年6月25日 23時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しんち | 作成日時：2013年11月22日 1時
