幸せのかたち4

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桐山side





″照史、今日飯いかん？″





レコメンの前に淳太くんからかけられた言葉が、
頭の中でぐるぐる回っている。




いつもの俺やったら、




ええなぁ！行こうや！



って飛びついていたと思う。







でも、





なんか1人になりたくて。






乗り気にならないのに行っても迷惑かけるだけやしなぁ、…。






淳太くんが、俺の様子がおかしいと思って誘ってくれたんなんか気づくはずもなく





照「ごめん、明日朝早いねん、」





そう言い残してそそくさと帰りの車に乗り込んだ









淳太side




はぁ…


あかんかったかあ。






照史なんか悩んでんちゃうかな


って虫の知らせ的なんが働いて、


話聞くだけでも、って思って誘ったご飯






俺の目をろくに見ず逃げるように帰ったところを見ると、俺の勘は当たってたらしい





んー。






照史のことやからあんま触れられたくないんかもしれん。




でも、



昔から感情の波が激しい彼は、心の限界を突破することがたまーーにあって。




今回もそうなりそうな予感





何年も照史のそばにおったらわかる、勘。


が俺の頭の中で



″はよ、照史のとこいけ″



って命令してるから






ノリさんにお先〜って挨拶して、



ナビを照史の家に設定して車を走らせた

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