幸せのかたち2

・ ページ4

・



結構大惨事になっていた布団を全て洗ってリビングに戻ると


ソファに丸くなってウンウン唸っとって。


隣に座って背中をさすればしんどいって泣き出す末っ子さん




照「大丈夫大丈夫。泣かんよ？どこがしんどい？」



望「おなか、、いたいっ」



照「あちゃーー。下にも来ちゃったか、トイレ行く？」



望「…ん。」








照「鍵開けといてや？なんかあったらあかんから」



小「わかった。、」



上からも下からもで、体の中の水分出てってしまうから、水を持って外で待機してると弱々しい声が。





小「あきとっ」



照「ん？お腹マシになった？」



小「ちがっ、……はく、」



照「え！ちょっとまってな！」



急いで洗面器を持ってトイレのドアを開けると口を手で覆って必死で唾を飲み込む望



照「ごめんな。よお我慢したな。ええよ全部出しぃ。」



小「泣 もういやや…。」



照「嫌やなぁ。代わってやりたいわ、」



小「、」



辛そうに弱音を吐く望がいきなり俺のお腹に抱きついてくる


その体はポカポカしとって。完璧に胃腸炎っすわ末っ子ちゃん



照「よしよし。望横になろう。熱もでてきよるし、」



小「あきとも、きて、」



照「そない心配せんでもどこにもいかんよ笑」



相当しんどいのかいつも以上に甘えたな望


やけど、俺が望のためにいろいろ準備したり、片付けたり、動いてると申し訳なさそうにするところは気い使いな真面目ちゃんで。



ベッドに寝転んで潤んだ目で俺を見つめてくるから


どした？


って聞けば


せっかくのoffなのに迷惑かけて、ごめん


って。





いつものうざがらみはどこへやら笑


こういうときこそいつもみたいになんも気にせんと甘えればええのに。笑




照「迷惑ちゃうよ笑

ドームの時言うたろ？この子が何をしても守りたいって。

照史兄ちゃん望のためなら喜んでなんでもやるで！笑な？だからそんな顔すんなって笑」



小「…っ、ふふ。照史兄ちゃんありがと」



照「バカにすんなよー笑」



小「してへん！笑






…なぁ、１個だけわがまま言うていい？

…俺が寝ても、そばにおってな、、？」




潤んだ目でそんなことを言う望が愛おしくて




すぐ眠りについた望の寝顔をパシャリ




グループメールに送ったった笑







熱い息を吐きながら辛そうに、でも安心したかのように眠る望の頭を撫でる







どんだけ年齢を重ねても



俺らの末っ子ってことに変わりはないからな



望は望のまま、これからも甘えてや





fin

◎→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す