幸せのかたち7

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望「…………ふぇっ、ぱぱっ、ちっち、」







気づいたら望の横で寝ていたらしい俺は
望の小さな泣き声で目を覚ました









「………ふぁ、ん、？ちっちでた？」








望「…ふぇっ、ちがぁ、っ、でるっ、」









「あ、教えてくれたんな？
でものんちゃんおむつ履いてるからしちゃってええよ」







望「……ひっ、んんっ、っ、っ、ぁ、」









少し頑張ろうとしてたみたいやけど
熱の体は我慢が効かへんらしく。


すぐにぶるっと身震いしたから出せたんだろう










「のんちゃんえらいな？ちゃんとパパに言えて、な？」






望「……あちあち、やからっ、、おといれっ、」







「そうやな？あちあちつらいな？

おしっこもうない？オムツ替えよっか」






望「……ぱぁぱ、だっこっ、」













もうお兄さんだからって最近強がる望だけど
こうやってパパに甘えてくるところはまだまだ赤ちゃんやなって愛おしくて。








ぽかぽかな体をひょいっとだっこして
ソファに移動する












「…しんどいなー？かわいそうに、」








望「……ぅ、ぇぇん、っ、ふぇっ、」









「、ふふ、泣かない泣かない、
もっと苦しくなっちゃうよ？」











俺の胸に顔を埋めてつらさを逃がすように
ふるふる動いてたけど、





しばらくしてピタッと動きが止まったから



そっと顔をのぞき込むと
親指を口に入れてすやすや眠ってた望









早く良くなりますように。









そう願いを込めて望の小さな頭を撫で続けた。









fin

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