◇ ページ35
・
「…翔くん？どうしたの？」
弟たちが俺の顔を覗いてくる。
俺、多分変な顔してるからやめてくれ。
「…翔太。話して。お兄ちゃん、今度は受け止めるよ。涼太のことは受け止められなかったけど、せめて…せめて翔太のことは、受け止めたい。」
辰にぃが俺のことを抱きしめてくれた。
俺はもう立っていられなくなって、膝がガクンとなってしまった。
「翔太！？大丈夫！？」
「…へーき。」
「平気じゃないでしょお馬鹿さん。」
ソファーに座らされて、みんな俺の方をジッと見る。
あぁ、しんどいな。
しんどいよ、涼太。
もし、俺がお前の立場だったら俺逃げちゃうよ。
涼太に縋って、涼太に頼りまくると思う。
でも、俺が知ったらショック受けると思って涼太は言わなかったんだよな。
「翔太。話して。」
「…ぁ、ぅ…っ…」
いざ話そうとしても、言葉がでない。
それでも大にぃが俺の頭を撫でてくれたり蓮が俺の手をぎゅーって握ってくれたりしてくれる。
それに、皆んなの目が優しかったから、俺は話そうと思った。
「涼太が多分、俺たちに1番隠したかったことだと思う。」
1回だけ深呼吸をする。
もう大丈夫。
「俺と涼太…母さんと血、繋がってなかった。」
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まな(プロフ) - こちらの作品は、nbの愛と家族の絆に泣かされました。ここに書いていいか分かりませんが新作のゆり組もやっぱり最高です。nbの愛が詰まってますねぇ。にやけちゃいます。更新を楽しみにいていますが、まずは寒い日が続きますのでお身体を大事になさってください。 (2022年1月2日 21時) (
レス) id: ea11267275 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませて頂きました。私が言うのもおこがましいのですが……作者様の作品は分かりやすい言葉や丁寧な文章ですーっと入り込んできてとても好きです。私はゆり組担で『nb→dt』への愛ってすごく重いと思うんですよ。だから余計にはまってしまいました。 (2022年1月2日 21時) (レス) id: ea11267275 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる∞(プロフ) - こんなに泣ける話出会ったことがなかったので本当に読めて嬉しいです！更新また楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年4月21日 11時) (レス) id: 93f22af4fb (このIDを非表示/違反報告)
和 蓮 .(プロフ) - よければ蓮くんメインのお話が見たいです。 (2020年12月30日 20時) (レス) id: 888c904e00 (このIDを非表示/違反報告)
まやら(プロフ) - いつも楽しみにしてます！ (2020年10月14日 19時) (レス) id: 90b5443ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきはみ
| 作成日時：2020年10月12日 17時
