俺、創造神だから。【七つの大罪】

Creation.11 ページ11

.







「チッ、何で俺が接客なんか....」

「多分顔がいいからだと思う。」




場所は豚の帽子亭、ふよふよと浮きながら即答したのはキング。
ふあぁあ、と欠伸をするも、彼の頬は真っ赤に染っていた。


無理もない、今のAはウェイターの制服に身を包んでいるのだ。


そのスタイルと顔はモデル並みである。

だが、口の悪さで面接は落ちると思われる。


Aは、顎上まである茶髪を小さく後ろで結び、舌打ちをした。
ルックスと言動が一切合っていない。




「世はハロウィンなのにな。」




急なメタ発言。




「お、オイラそういうのよくわからないなぁ。」




焦ったように笑うキング。




「知ってんだろ。」




それをAは呆れたように見上げた。




「全く君はさぁ....」




キングがAに話しかけようと目を開いた、その瞬間。




「へ！？どどどうしたのその衣装！」




Aがドラキュラへ早変わりしたのだった。






.

Creation.12→←Creation.10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す