僕のお義兄ちゃん 2【BL×ヤンデレ】

2月22日 ページ8

にゃんにゃんにゃー

猫の日ということで、2月22日〜23日連続で猫のお話です

僕のお義兄ちゃんで登場したニャビー君たちが出ます
(のちのち本編でここで出たグッズが登場します)



小さな頃からニャンニャン戦士、ニャビー君が好きだった

とても緩いアニメ。マ●オみたいな話なんだけど、これがまたいい


「……あっ、あぁ、にゃ、ニャビー君か死んじゃうぅ
後ろっ、後ろだよ！ニャビー君っ、後ろだよぉ」

テレビ画面に向かってニャビー君に声をかけるも彼は反応しない

『くそ！何処だ！』

「後ろだってばぁぁぁっ、」

「雨、うるさい」

「だってニャビー君が死んじゃうっ！」

うわぁぁ、と言いながら液晶テレビをガタガタ揺らすと頭を殴られた。

頭を抑えて悶えてるうちに敵は倒されてしまった。

「ニャビーくん敵倒す所見れなかったじゃん！お義兄ちゃんのバカぁぁ！」

「お前がテレビ揺らすのが悪いんだよ」

お義兄ちゃんはそう言うとリモコンを床から拾い、テレビのチャンネルを変えた。

「ばがばがばぁぁぁがぁぁぁっ！」

「だぁぁっ、どうせ録画してんだからいつでも見直せるだろ！」

「リアルで見なきゃ意味ないの！」

お義兄ちゃんの服を引っ張ると彼ははぁ、とため息をつき、テレビを消す。

「……来い」

「どこ行くのさ……。」

「ゲーセン」

素っ気なく言ったお義兄ちゃんについて行くと彼はやたらうるさい場所に入る。それがゲーセンというものだと知り、大人になったような気分になった。

「えーと、なんだっけあの黒い猫」

「ニャビー君」

「取ってやるから機嫌直せよ」

「ニャンシーちゃんとマオ大王も取ってくれないなら機嫌直さない」

ふん、とむすくれながらいうと彼は子供かよ。とため息をついた。

「子供だし」

「……とれっかな」

そう言いながらクレーンゲームで3つのぬいぐるみを取ってくれた。

「えへへ……」

3体のぬいぐるみは今、実家のベッド──ベッドサイドボードの上に並んでいる

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