百四十一話 ページ25
「ん？もしかして私達のことも忘れてる？」
「マジッ？じゃあ、私らも自己紹介するよ！」
「じゃあ、私からね。
私は燭台切光忠の刀剣女士の 華蓮だよ」
「私は鶴丸国永の刀剣女士の 千鶴！
まだ忘れていることがあるのなら、私達がたっくさん教えてあげる！」
華蓮「あと、少しでもいいから、私達にも頼ってほしいな。頼りないかもしれないけど」
杏子「か、れん、さん？ちづ、る、さん？」
「杏子さん！僕達もいるよ！」
杏子「えっ？」
「僕のことも分からない？
僕は乱藤四郎の刀剣女士の 美紀だよ
杏子「みき？」
「っ・・・。その様子だと。アタシ達のことも忘れてるの？」
「たぶん、この空間に何かしらの術がかかってるのかも。アイツ、術の重ね技もできるみたいだし」
「嘘っ！そんなのありなの！？」
杏子「？」
「あぁ〜、もう！忘れたのなら忘れたってちゃんと言って！
私は！信濃藤四郎の刀剣女士の 彩奇だよ！」
「言い方・・・・、でもまあ、彩希の言うことも一理あるか。なら私達も言わないとね。
私は薬研藤四郎の刀剣女士の 桔梗だ！」
「そ、そんな大きな声で言うの！？えっ、えっと〜。
わ、私は！後藤藤四郎の刀剣女士の 秋希でしゅ！
あっ、嚙んじゃった」
「アッハハハ。でも、名前だけでも覚えられればそれでいいじゃない？っと、アタシも言わなきゃ。
アタシは厚藤四郎の刀剣女士の 火奈！
今度は忘れないでね。杏子！」
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