【刀剣乱舞】和泉守「18振りの刀剣女子化」堀川「それ、多すぎない？大丈夫？」和泉守「気にするなだってよ」 (ページ19)

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百三十五話ページ19

(人1)side
ポメは私達だと分かると、怪我しているにも関わらず私の元に飛び込んでくると、同時に捜索を終えた巫女達が戻ってきた。

「捜索終わったぞ～って、どうした？」

蝶華「あぁ、お帰りなさい。蛍斗、椿、桜、楓。実はね」

(人2)「あっ、私達がこの子のことを含めて説明をするよ」

～説明中～

霊菜「なるほど。つまり、その小さい鵺は、お主らの所の刀剣女士の獅子王の相棒と言った所かの？」

(人2)「簡単に言えば、そうですね」

(人1)「ねぇポメ。少し聞きたいのだけれど、夏樹は何処へ行ったの？何処にも姿が見えないのだけど」

ポメは考える仕草を見せた後、首を横に振った。

(人1)「そう」

(人2)「あのさポメ？知らないと思うんだけど、一応聞かせてね？この男のこと知ってる？」

そう言って、(人2)がポメに見せて来たのは、瘦せ細った男の似顔絵だった。よく見ると、その似顔絵の男の正体は佐藤だった。

パッと見ただけでは分からないけど、長年政府で働いていた時の経験のおかげか、それが誰なのかを理解するのに、そう時間はかからなかった。

でもこれは流石のポメでも分からないのでは？っと思いながらポメの方を向くと、何故かは分からないけれど、勢いよくその似顔絵を引っ搔こうと前のめりになっていた。

(人2)「えっ！？ちょっ、ちょっと！？ポメ！？」

(人1)「コラッ！やめなさい！貴方怪我してるのよ！」

桜「すごい攻撃的に反応していますね」

蛍斗「この反応からするに、もしや、だな？」

椿「えぇ。察するにこれは、あの二人がが、共にこの施設へ訪れ、そのまま刀剣女士を何処かに連れ去った。ってことになるわね」

楓「うわっ！それ、最悪な状況じゃん！」

朱鳥「最悪ってほどのレベルではないけれどね？」

加州(っ・・・・杏子！)

それを聞いた加州は、不安のあまり内心焦りを感じ始めていた。

加州(早く！早くみつけなきゃ！でないと、杏子が！)

そう思っていると、ｺﾂｯっというヒールの音と共に片手に誰かの温もりを感じた加州は、驚いて顔を上げると、真剣なまなざしで加州を見る蝶華の姿があった。

蝶華「加州清光。少し落ち着きなさい。焦っていては、何も解決しないわ。少し冷静になりなさい。大丈夫。貴方の大切な人は、必ずみつけてみせる。

信じて。私達のことを。そして、この場にいるみんなのことを。信じて」

加州「！」

まるで、俺の心を読んだかのように蝶華さんがそう言うと、俺の中の不安が少しなくなった。