百二十九話 ページ13
(人2)「そんなことが」
和泉守「あぁ、俺も昨日電話で凛に聞くまでは知らなかくてよ」
(人2)「ていうか、電話していたのなら新しく来た長義と明石のことも言ってくれたらよかったのに」
和泉守「あっ」
(人2)「はぁ。まあ、良いけど。う〜ん。念のために聞くけど、その忘れっぽいっていうのは具大的にはにはどう忘れっぽいの？」
和泉守「あぁ、何だっけかな？自分のことを、よく忘れるらしい」
(人2)「自分のことだけ？他にどんなことが忘れやすいとかは聞いてない？」
和泉守「いや、基本的に忘れやすいのは、自分のことだけらしい」
(人2)「なるほど。う〜ん、大体のことはくろのすけからいろいろ聞いてはいたけど、まさかそこまでとはね。清光はこのこと知ってるの？」
和泉守「無茶することは知ってるが、忘れっぽいことについては知らねぇと思うぞ」
(人2)「そう。う〜ん、今までの話を聞く限りだと、疲労かな？疲労によっては集中力や記憶力が低下するみたいだしね」
和泉守「そうなのか？」
(人2)「うん。まあ、あくまで一つの考えよ。本当にそうなのかは、私も直接見ないことには何ともね。とりあえず、杏子が少しでも早く休ませるためにも、一刻も早く佐藤達を捕まえないとね」
和泉守「？佐藤達？」
(人2)「あっ、なんでもない！それじゃ、行ってきまーす！」
和泉守「あっ、おい！」
佐藤達？いったい、どういう事だ？
NOside(大広間：朝礼)
髭切「(´；ω；`)ｳｩｩ、(人2)〜」
(人1)「もう、いつまで泣いているの？」
膝丸「今回はそんなに長くいるわけじゃないんだぞ？兄者」
長義「髭切はいつもあんな感じなのか？」
明石「なんや、可哀そうになってきましたわ」
江雪「いつものことです」
宗三「お気になさらなくていいですよ」
小夜「うん」
青江「ﾌﾌﾌッ」
陸奥守「元気出すぜよ！髭切」
和泉守「・・・・なぁ、主。ちょっと聞きてぇことがあるんだが、良いか？」
(人1)「？どうしたの？」
和泉守「(人2)が言ってたんだけどよ、佐藤達ってどういう事だ？逃げ出したのは、佐藤だけじゃねぇのか？」
(人1)「！・・・・ハァ。あの馬鹿は」
加州「主？」
(人1)「・・・・はぁ、分かったわ。貴方達にはこれからも黙っているつもりだったけど、この際言うわ。貴方達に隠していたこと、全部」
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