【完結】愛しい君に最高のドナーを【/青/】

幸せな非日常。9 ページ10

タイトルあんま気に入らないけどまあ良しとします
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『…ころちゃん』




ころん｢んー？｣




『…なんかっ…息…しずらっ、い…』




ころん｢Aっ！？｣




あ…ころちゃん焦った顔してる…




バタン＿＿＿


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ころん｢A、A、A｣




愛しい人の声が聞こえ、手には暖かい感触




ころちゃんが私を待ってくれている




『…ころちゃ、ん…？』




ころん｢あ…A…Aっ！｣




ころん｢良かったぁ…｣




『わたし…なんで…』




ころん｢今からお医者さんに聞きに行くからね｣




『…うん』




ころん｢行こっか｣




ころちゃんは私にニコッと微笑みかけて手を差し伸べた




『うん！』




ころちゃんのその笑顔を安心し、少し元気になって手をとる




何も無いと信じて


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お医者さん｢拡張型心筋症(かくちょうかたしんきんしょう)ですね。｣




『…』




ころん｢でっでも！心筋症って治らないんですか！？｣




お医者さん｢病気が進行しすぎています…でも、一応治す方法はあります｣




ころん｢なんですか！？｣




お医者さん｢ドナーです…心臓の｣




ころん｢じゃあ！ドナーさえ見つかればAは助かるんですね！？｣




お医者さん｢はい…でも、心臓のドナーは脳死した患者からじゃないといけません。｣




ころん｢脳死…植物人間ってことですよね…？｣




お医者さん｢…はい｣




ころん｢ね、ねぇ、A…なんとか言ってよ…｣




『…私だって長く生きたい…でも、脳死した人の命を更に奪う訳にはいかない…！』




ころん｢でもっ、そしたらAがっ…！｣




お医者さん｢…ドナーが見つかるまで入院しておいた方がまだ症状の対応もすぐ出来ます。どういたしますか？｣




『…します』




ころん｢…A。僕お医者さんとまだお話したいからちょっと外で待っててね｣




『分かった』


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