藍沢先生の日常

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緋山「ごめん、ごめん面白くてつい……あの時も別の意味で面白かったけど白石すっごい怒ってたじゃない」


白石「別の意味？」


緋山「いや…あの時さ〜新海先生が藍沢のこと横抱き、世にいうお姫様抱っこで運んできたじゃない！？」


白石「そういえば藤川先生もなんか笑ってたような……」


緋山「まぁいいわ、今回も藍沢が捻挫の事黙ってたのに怒ってるわけ？」


白石「今回もって……前回は藍沢先生すっごい熱が高くて……緋山「ってか、速く藍沢のところにいかないと待ってるんじゃないの？藍沢が」


白石「あっそうだね！ごめんね緋山先生」


緋山「いいの、いいの当直は任せて」


白石「ありがとう」



そう言って走って行った白石。

怒ってるけど何やかんやで藍沢の事心配してるのよね。

___________

白石side


病室に戻って耕作の足のテーピングをやり直して痛み止めを飲んでもらった。


痛み止めを飲んで少しすると病院食が運ばれてきて耕作と一緒に私も一緒に食事を摂った。


食事が終わってしばらくすると薬が効いてきたみたいで耕作の捻挫の痛みは少し弱まったらしい。



白石「足、少しはいい？」


藍沢「あぁさっきより痛みが引いた」


そういう耕作。

目を逸らさないし本当の事だろう。



白石「今日は色々あったから疲れただろうし少し早めに休んだら？」


藍沢「そうだな」


白石「最近まともに休めてなかったみたいだし……耕作はこんなときじゃないとまともに休まないでしょ？また様子見に来るから」


藍沢「あぁ」



俺が返事をしたのを確認すると恵はずれていた布団を開け直してくれて「おやすみ」そう言って病室から出て行った。





次の日の朝。


窓から差し込む光で目が覚めた。


白石「どう？怪我の具合は？」

そう聞いてくる恵は私服姿で当直の勤務を終えたのだろう。


藍沢「昨日より痛みがかなり引いた。恵の魔法か？」


白石「なによそれ。でも痛みが引いてきてるならよかった。今から家に帰ってあゆも連れてくるね」


藍沢「わざわざ見舞いに来なくても……」


白石「いいの、非番だし」


藍沢「非番だからだろ？せっかくの休みなんだから俺の事なんか気にせず家で休め」


白石「もーう！なんでそんなに自分のこと後回しなの？耕作のお見舞いには私が来たくて来たの。昨日もあゆが夜、心配してパパは？って電話してきたのよ」


藍沢「………」

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