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なんて話をして藍沢はひどくなるばかりなのに名取は回復に向かっているこの感染症。
今までの患者で名取みたいに回復に向かう人はいなかったから初めての症例。
今は発症日と見違えるほど回復していて食事も普通にとれるし少し咳をして熱がある程度の名取。
しゃべれるし、普通に歩いたりだってできる。
ただの風邪みたいに症状が軽い。
けど、そんな名取と反対に日に日に症状が悪化していっている藍沢。
熱は41度を優に超えていて、昨日普段まったく「きつい」とか「つらい」とか言わない、あの藍沢が藤川に「しんどい」と弱音を吐いたらしい。
藤川はいつになく真剣な顔で「藍沢は日に日に確実に弱ってきてる」と言っていた。
そろそろ危ないかもしれない。
だれもがそう、思っていた時だった。
ピ＿＿＿＿＿＿＿ピ＿＿＿＿＿＿
といやな音を立ててなった無機質な機械の音。
冴島「藍沢先生の病室です！」
そう冴島が言うと医局にいた全員が動きだした。
全員ガウンとマスクをしっかり着用して藍沢の部屋に入ると藍沢のベッドの上が真っ赤に染まっていた。
おそらく消化器官から出血して吐血したのだろう。
白石「藍沢先生！」
緋山「藍沢！」
冴島「心停止です！」
藍沢！といくら呼び掛けても返事がなくて……藍沢はすでに昏睡状態だった。
緋山「…っとりあえず初療室まで運ぶわよ。横峯は輸血準備して。灰谷と雪村は感染対策のためにベッドの処理をお願い」
白石「3人ともそれが終わったら初療室に合流して」
横峯・灰谷・雪村「わかりました」
そういって私たちは藍沢をストレッチャーに移動させて初療室まで運んだ。
緋山「だめ…心肺停止から動かない」
白石「冴島さん！バイタルは？」
冴島「変化なしです」
緋山「……なんで…」
必死に処置を心見るも変化はなくて……
そこに橘先生とフェロー達が入ってきた。
橘「……藍沢は」
緋山「だめです！心臓動きません！」
ナース「藍沢先生のご家族に連絡を！」
初療室にいた一人のナースがそういった。
けど……藍沢に連絡できる家族はいない………
橘「藤川はどこいった？」
唐突にそう言いだした橘先生。
確かにそういわれてみれば藤川がいない。
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明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます！応援してくださり、本当に嬉しいです。なるべく早く完結させられるように頑張ります。 (2019年9月15日 18時) (
レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - 新型感染症シリーズ続き楽しみすぎて眠れません((o(´∀｀)o))応援してまっっす！！ (2019年9月8日 21時) (レス) id: c24ed78064 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛子さん» ありがたいことに、たくさんの方からリクエストをいただいていますが、遅くなってしまって宜しければリクエストは受け付けています。 (2019年9月8日 14時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 今リクエストたまってますか？ (2019年9月7日 12時) (レス) id: 0fe946f898 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。夏休みにもかかわらず中々更新できず、すみません。更新可能な日は更新しますので楽しみにしていてください！ (2019年8月16日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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