9 ページ18
藍沢は救命の皆さんに任せ北川に詰め寄る。
新海「お前は俺たちの事を所詮表だけの仲って言っただろ？今の見てわかっただろ？俺たちが上辺だけの仲じゃないってことが。みんな藍沢の事を心から大事に思って心配してる。藍沢にあんな事したお前を俺は一生許さない」
そう言うと北川は喚いていたが、ナイフを手放させ動けないようにして警察に連絡すると警察は数分後には到着して北川は抵抗していたものの連行されていった。
北川が連行されていったのを確認して藍沢に向き直ると藍沢は何かにおびえるように頑なに俺たちを拒否する。
藤川「藍沢？大丈夫、俺たちはお前になにもしない。信じてくれ」
そう言って藤川先生は藍沢との距離を詰めようとするけど藍沢は藤川先生が近づくと離れようとする。
藤川「さっきまでは普通だったのにな……」
と呟く藤川先生。
確かにそうだ。
さっきまでは藤川先生たちを怖がる素振りは一切なかった。
冴島「いきなりどうしたんでしょう？」
新海「北川の事と重なったんんですかね？」
白石「確かに…あり得るかも」
未だに藍沢とコミュニケーションをとろうと藍沢に話しかける藤川先生だけど藍沢はそれに対して「嫌、いやだ！やめろ！近づくな！」と必死に否定し続ける。
頬にはたくさんの涙が伝っていて普段泣くことなんてない藍沢がこんなに喚くのだからよほど怖いのだろう。
新海「刺激しないように俺が藍沢をどうにかします。皆さんはとりあえず藍沢を処置できるように病室の確保等を頼んでいいですか？」
緋山「わかりました」
白石「そうね。今は新海先生に任せよう？」
藤川「そうだな。落ち着いてからまたゆっくり話そう」
冴島「あの様子だと今後のことも考えないといけませんしね」
そう言ってこの薄暗い部屋から出て行った白石先生たち。
頑なに人が近づくのを拒否する藍沢。
何とかしないとな。
そう思って俺は藍沢の説得を試みることにした。
新海「俺はお前に何もしない。何も怖いもんは持ってない。仲間だ」
藍沢「嫌だっ！来るなっ！」
距離を縮めようと近づくと必死に抵抗されるがこのまま見捨てる訳にはいかない。
新海「大丈夫。怖くない」
そう繰り返し藍沢に触れるとビクッとしたもののそれを繰り返すうちに藍沢は抵抗しなくなった。
けど……この北川の事を思い出してパニックに陥る症状……まさか……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます！応援してくださり、本当に嬉しいです。なるべく早く完結させられるように頑張ります。 (2019年9月15日 18時) (
レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - 新型感染症シリーズ続き楽しみすぎて眠れません((o(´∀｀)o))応援してまっっす！！ (2019年9月8日 21時) (レス) id: c24ed78064 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛子さん» ありがたいことに、たくさんの方からリクエストをいただいていますが、遅くなってしまって宜しければリクエストは受け付けています。 (2019年9月8日 14時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 今リクエストたまってますか？ (2019年9月7日 12時) (レス) id: 0fe946f898 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。夏休みにもかかわらず中々更新できず、すみません。更新可能な日は更新しますので楽しみにしていてください！ (2019年8月16日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
