十九話 地獄で貴方を想う ページ20
「辛そうだなぁ？派手な動きをしたから余計薬が回ったんだろう」
『ッ…なんで…あんた達は…ッ動ける…』
「ほう、まだ話せるか。簡単なことだ、この薬の抗体をここにいる奴等は全員接種している」
男は私の顎を掴み上を向かせる。
「…本当にいい女だ…歳はいくつだ？」
『私はッ…連れとこの街にきた…んだッこんな事しても…すぐバレるし…ッ海軍も黙ってない！』
「そんな期待は捨てた方がいい。私達には強力なバックがついているからなぁ、すぐ揉み消される」
男は動かない私の身体を持ち上げ、テーブルの上に寝かせたかと思うと、すぐに私を組み敷いた。
「安心しろ？しっかり可愛がってから売り渡してやるよ」
「カシラー！俺たちにもヤラせてくれよ！」
「早く鳴せてぇー！」
私はこれからされることを悟り抵抗しようとしたが、身体が言うことをきかない。
こんな奴等に穢されるくらいなら、死んだ方がよっぽどマシだと思った。
「ふっ、泣くほど嫌か？大丈夫だ、すぐ気持ち良くなる」
目元を舐められ、自分が泣いていたのだと気づく。
ーーロ「A」
こんな時に彼の事を思い出すなんて…神様も意地悪だ。
ーーロ「愛してる、A」
『ッ…ロー…』
私も…私も貴方の事を…
ドガンッ！！！
「「「「「！！！！！」」」」」
男が私の服に手をかけようとした瞬間、扉が勢いよく吹っ飛んだ。
サ「おいおい、昼間っから盛ったんじゃねぇよ！」
「ギャーー！」
「か、革命軍だー！！」
「何故ここが！？」
シルクハットを被った男が次々と男達を薙ぎ倒していく。
数分で立っているのは彼だけになり、動けない私の元へやって来た。
サ「大丈夫かい？お嬢さん」
戦っている時とはまるで違う優しい顔で私を起き上がらせてくれた。
『ありがと…本当に助かった…』
サ「見たところ薬を盛られたようだな。すぐに解毒しよう」
『貴方は…大丈夫なの？』
私がそう聞くと驚いたように男は目を見開いた。
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もえぎ(プロフ) - コメントありがとうございます！複雑なストーリーとなっていますので最終的にどうなるかはまだはっきりしていませんが、その可能性は大きいです！ (2023年4月23日 21時) (
レス) id: 5993720d1e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - この小説はトラファルガーローオチですか？ (2023年4月23日 19時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
もえぎ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！気づかなかったので助かりました！ (2023年2月5日 12時) (レス) id: 5993720d1e (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ;らたってますよ (2023年2月5日 10時) (レス) id: 6328f81305 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ！ (2023年2月5日 9時) (レス) @page1 id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえぎ | 作成日時：2023年1月16日 0時
