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選手達 ページ9

ガラッ




体育館の扉を、監督が開けるとザワザワしていた中の音が、ピタッと止まった。





中「えー、皆んなには大事な話がある。五条さん達、中へ入ってください。」





「あ、はい。恵達もおいで。」






中「1部の選手達が見ている、その、モンスターについての話だ。五条さん、お願いします。」






「あ、はい、私の名前は五条Aです。こっちは、右から伏黒恵、虎杖悠仁、釘崎野薔薇です。皆さんの事を守りに来ました。」








「「「............」」」






「えっと、皆さんの言っているモンスターとは、人間の負の感情が元になっている、呪力が具体化したものです。誰か、襲われたりした方は居ませんか?」






「「「............」」」







何を言ってもなんの反応もない男子バレーボール日本代表達に、Aも焦り始めた。


何せAは、呪霊と腐ったミカン、別の名を上層部ばかりを相手にしているので、同い年位の男の扱いが分からないのだ。





すると救世主が現れた。




その救世主はスっと手を挙げ、こう言った。





石「俺です。」






釘「はぃ?」






「えっと、襲われた方って事ですか?」






石「はい。」





「あの、ここからだと見えないのですが、前に出てきて貰えますか?」






救世主は並んでいる選手達の間を縫って、前に出てきてくれた。





「あ」





伏「知り合いっすか?」






「ナンパの人」






虎釘「はぁ!?」






釘「ナンパの人って、どういう事よ!?」





虎「ナンパされたの!?」




伏「マジですか。」





石「いや、五条さんがナンパされてたところを助けただけですよ!?」





クスクス





Aが言ったことで誤解を招き、周りの選手も笑いだした。





虎「良かったー!みんな怒ってんのかと思った!」





?「あー、いや、ごめんな?みんなよく分かんないモンスターだとか、見えるようになった奴らのケアとか、ピリピリしてたんだよ」





逆三角形の体つきをした、ゴリラのような人が笑いながら言った。





虎「おっさん?お兄さん?誰?」






?「俺?清水邦広。オポジットだよ。宜しく。」





虎「え、おっさんオポジットなの!?すげぇ〜」





清「お、おっさん...」





釘「オポジットって何よ?」






虎「あー、なんか凄い人!」





「馬鹿、テキトーすぎ。オポジットっていうのはセッターの対角にいる、守備にはほとんど入らないスパイク専門の選手の事。」

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阿鶴(プロフ) - RIOさん» ありがとうございます。もうひとつの方の話も進めつつ、こちらの方も頑張ります。 (2021年9月26日 6時) (レス) id: 5d089f1393 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています!こういう系のやつ読みたかったんですよ!!!更新待ってます! (2021年9月26日 0時) (レス) @page12 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
阿鶴(プロフ) - ツバキさん» コメント、とてもありがたいです。励みになります。皆様に楽しんで頂けるようにこれからも精進して参ります。これからもよろしくお願いします。 (2021年9月24日 5時) (レス) @page12 id: 5d089f1393 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました!これからも応援しています! (2021年9月24日 0時) (レス) @page12 id: b9e95fe1a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:阿鶴 | 作成日時:2021年8月17日 8時

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