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原宿 ページ4

Aは多くの人の雑踏に驚いている。




「野薔薇ちゃん、人多いね。」




釘「当たり前でしょ?休みだし。」




「あ、そっか。今日日曜日だもんね。」




人が多ければ多いほど負の感情が多くなり呪霊をさも増える。




「そんなに強くないけど呪霊、多いね。」




釘「そうね。Aは踏み潰したりして祓えるけど、私はまだできないわ。」




「大丈夫だよ。そのうち出来るようになる!」



釘「そうかしらね。あ、タピオカ飲も!」




「え、タピオカ?」




釘「そう。嫌い?」




「飲んだことない...」




釘「うっそ!美味しいわよ!」





「飲んでみたい!」




釘「でしょ?」




「でも、何頼んだらいいか分かんないし、行列苦手なんだよね。」




釘「じゃあ、私が頼んでくるわ!Aはそこのベンチで待ってて!」



「いいの?」




釘「いいに決まってるでしょ。タピオカば普通の奴でいいの?」




「うん。1番普通の奴で。」




釘「分かったわ。じゃあ、そこのベンチに居てね。」



「うん、分かった!ありがとう!」




疲れていた足を休めるのにはちょうどよかった。

スマホをひらき、兄にメールを送ろうとした時だった。




男1「ねぇねぇ、お姉さん1人?」



「え、あ、えっと友達を、待ってます...」



男2「女の子?」



「は、い...」




男1「じゃあさ、その子と俺らで遊ばない?カラオケとかさ。」




「え...」



男1「ね、いいでしょ?」




「あの、その、困ります...」




そう、Aは日本での初のナンパにあったのだ!

イタリアの時は軽くあしらえたのだが、日本に帰ってきて、なんとなく優しそうなナンパに面食らい、タジタジになってしまった。




トントン


?「おにいさん、誰にナンパしてんの?俺の彼女なんですけど。」




男1、2、A「え?」




ナンパのおにいさんの肩を叩いたおにいさんは、そう言った。


そのままAの方を抱き寄せる。




?「俺の彼女。もうどっか行って。」




男1「ちっ、男居たのかよ。」




男2「行くぞ。」





ナンパのおにいさんは行ってしまった。






?「大丈夫?」





「あ、ありがとうございます。」





?「いえいえ。ってか、俺の事覚えてます?」






「えっと.........」






脳内で会ったことがある人や友達、親戚を猛スピードで振り返るが分からない。






「ごめんなさい、どなたでしょう?」





?「えっ」

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阿鶴(プロフ) - RIOさん» ありがとうございます。もうひとつの方の話も進めつつ、こちらの方も頑張ります。 (2021年9月26日 6時) (レス) id: 5d089f1393 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています!こういう系のやつ読みたかったんですよ!!!更新待ってます! (2021年9月26日 0時) (レス) @page12 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
阿鶴(プロフ) - ツバキさん» コメント、とてもありがたいです。励みになります。皆様に楽しんで頂けるようにこれからも精進して参ります。これからもよろしくお願いします。 (2021年9月24日 5時) (レス) @page12 id: 5d089f1393 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました!これからも応援しています! (2021年9月24日 0時) (レス) @page12 id: b9e95fe1a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:阿鶴 | 作成日時:2021年8月17日 8時

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