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____ Pain,pain ページ5

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・片寄side







片寄「自分でも、馬鹿やなぁって思ってる」




言葉にすることは難しいけれど、言葉にしてしまえば簡単に堰を切ったように溢れ出てくる夢への想い。

会員制のBARにAちゃんを呼んで話し始めて30分。


Aちゃんは何も言わずにただ聞いてくれる。


Aちゃんを彼女だとわざとみんなの前で庇ったのは、昨日、ただ僕自身が夢の所に行って今日、GENEの打ち合わせに遅刻したからで。




片寄「でも、それでも好きって思ったら、1回感じてしまったこの気持ちに嘘がつけなくて、手放せなくなって、愛しちゃうんだ」




片寄さん。って綺麗に笑う君が怖い。

だけど、そうやって僕の名前を呼ぶ君を妖しく思いつつも、もう離れられなくなるくらい溺れてしまっている。


その溺れ具合は、きっと未知数で。


結局僕は、夢のためなら大切な仲間さえも捨てることも、大切な共演者さえも、殺すことも出来る。

そう、僕はありのままを伝えた。


メンバーに言う気は無かったし、これから先も誰にも言うつもりもなかった。

なのに、Aちゃんにだけは言わなきゃ。って、胸が傷んだ。


それと、Aちゃんなら、分かってくれるんじゃないかって、心のどこかで思っていたから。

だってAちゃんは──────────僕と似てるから。


そう思っていたのは僕だけじゃなかったみたいで、ロングアイランド・アイスティーの残りを飲ま干したAちゃんは顔色一つ変えずに笑い、グラスを置くとゆっくりと口を開いた。




『なんか、分かる気がする』




夢の話を誰かにすることないと思ってた。

でもなんだか、ゆっくりとこうやって他人に夢の話をすれば自分がどんな気持ちで夢に接してるのかが改めてわかった。


Aちゃんは、何を見てるのか分からない目でポツリとそう言った。




『私もね、萩花とか伶菜に凄い“バカだね”って言われたの。だけど、そんなこと言われても、自分でも分かってるのに……私は臣さんが好きなの。』


まるで降り始めの雨のようにポタポタと零れ落ちる彼女の涙がテーブルの上に降り注いだ。

あぁ、やっぱり昨日は臣さんと一緒にいたんだ。

普段あまり顔に出ないAちゃんがあそこまで動揺してるのを見るのは初めてで、それに加えて藤井姉妹と鷲尾さんの表情が焦っていたから。

やばいって、咄嗟の判断で行動してしまったことを、少し後悔していた。







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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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みく - 続きが気になりすぎます(T_T)更新お待ちしてます( ´-` ) (2019年10月18日 1時) (レス) id: 60f0ec5147 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - 初コメします。ずっと気になってました。途中でタイトルを忘れてしまって漸く見つけることが出来て、一気に読んじゃいました。これからの展開も含め主人公の感情がどう変化していくのか更新を楽しみにしています。 (2019年9月27日 12時) (レス) id: 43a3cb6de9 (このIDを非表示/違反報告)
misa33misa33(プロフ) - 更新楽しみにしていました! (2019年9月21日 23時) (レス) id: be7ae1c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみに待ってます!更新頑張って下さい! (2019年6月22日 1時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ほく(プロフ) - こんにちわ (^^) シンデレラにはなれない本当に好きです!更新頑張ってください (>_<) (2019年5月14日 7時) (レス) id: 2b57c5bef3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2019年5月1日 17時

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