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伊「俺、もう薮と寝るのやめようと思う」
薮が隣でハッと息を呑む音が聞こえた。
俺はコーヒーを啜りながら出来る限り淡々と話を続ける。
伊「俺と薮って似てるよね。寂しいのが苦手で、常に誰かと一緒にいたい。」
薮「…俺は別にそんな、」
伊「でもさ、こんなこと続けてたって、虚しいだけなんだよね」
薮「……」
伊「最初はホントに、抱かれるだけで十分幸せだって思ってたよ。でも、だんだんそれだけじゃ足りなくなった。」
人間は欲深い生き物だ。
それは俺にも例外なく当てはまる。
伊「今の俺は、薮を俺のものにしたいと思ってる。女にも、光にも、薮を取られたくない。」
“光”というワードが出ると薮は分かりやすく視線を泳がせた。
薮はいつもそうだ。
俺が光のことを出すとあからさまに動揺する。
それはきっと、薮がこの状況に少なからず罪悪感を持っている証拠。
俺は視線を逸らして手元を見る薮をまっすぐ見つめてハッキリと言った。
伊「だから今日は、ちゃんと告白しにきた」
大丈夫。
これでちゃんと、終わらせる。
伊「だから薮、俺の告白、聞いて?」
視線を逸らしている薮からの返事はない。
ドキドキと波打つ心臓を落ち着かせるために少し深めに息を吸って、ゆっくりと吐く。
それから膝の上に置かれた薮の手をギュッと握ると、薮が怯えたような目でこちらを見た。
俺はちゃんと気持ちが伝わるようにその目をじっと見つめ返して、それからゆっくりと言った。
伊「俺、薮のこと、昔からずっと好きだよ。だから、俺と付き合って?」
薮「おれ、は、」
こちらを見つめる薮の目がゆらゆらと揺れる。
それでも俺は薮の目をまっすぐに見つめる。
薮「…ごめん」
しばらくの沈黙の後、薮はそうポツリと言って俯いた。
伊「…そっか。答えてくれて、ありがと」
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ちゆひあにゃん(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます…!素敵と言っていただけて嬉しいです(*^^*)このお話は大体書く内容が最初から決まっちゃってるので…短編集作りたいと思ってるので、そちらで書かせていただきますね!貴重なアイデアありがとうございます(*^^*) (2018年6月25日 0時) (レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - 前作のやまちねとても素敵でした…!!よかったらですが、大ちゃんと仲良くする知念ちゃんに山田くんが怒るけど、最後は甘い2人が見て見たいです…時間があればお願いしてもよろしいでしょうか?? (2018年6月24日 14時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 凛さん» お返事遅くなってしまい、すいません!コメントありがとうございます(*^^*)本当にノロノロ更新ですが、これからも読んでいただけたら嬉しいです! (2018年6月24日 3時) (レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - やぶありの過激な裏も是非とも見たいなと思いました!この作品大好きです!頑張ってください! (2018年5月19日 9時) (レス) id: 1ac15466af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゆひあにゃん | 作成日時:2018年3月27日 21時