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「で、そんなこんなで侍が俺達の船に乗ることになったんだ」
「海賊王も白ひげもヤベェな……」
「命がいくつあっても足りねぇよ」
「そんな殺りあっててどうやったらお宝の見せ合いが始まるんだよ」
「まじ意味わからん」
「あっはっはっ！白ひげの船には面白いやつがいっぱいいるんだよ」
「ベックさん達はあんまり驚いてませんね？」
「まぁ、白ひげの話なら俺達は何度か聞いてるからな」
恐れ戦く船員達と笑うシャンクスを眺めながら、表情を変えずに煙草を吸うベックさんに声をかければ幹部の皆さんにあっさり返された。
「Aは白ひげのことどう思った？」
「え？」
シャンクスに問われ皆の視線が私に集まってしまい、思わず肩を竦めた。
「……そうだなぁ。
家族思いの優しい人、かな？」
「「「はっ？！」」」
「あっはっはっ！」
「へぇ、どうしてそう思う？」
驚く船員と大笑いするシャンクスとニヤリと笑うベックさん。
「だっておでんさんを大事にしてるから一度は船長さんのお願いを断ったし、別れる時におでんさんの家族に不自由させるななんて言えるんじゃない」
「「「た、確かに……？」」」
「それに白ひげさんの船員は皆、白ひげさんをオヤジって呼んで慕ってるんでしょ？」
「ああ」
「白ひげさんは頼れる船長で、みんなの愛するお父さんなんだよ」
ポカンと口を開ける船員にあれ？と首を傾げると、シャンクスはとても楽しそうな顔で笑った。
「敵ながら凄い人だよ。
あの人に守られてる島もたくさんある」
白ひげという大海賊の話を聞けば聞くほど恐怖どころか親近感すら沸いてくるのは、きっとこの赤髪海賊団の皆のおかげだろう。
「まぁ、シャンクスはお父さんって感じしないけどね」
「「「「………」」」」
「……えっ、何？」
何故か黙って私を凝視する皆に動揺していると、一斉に大爆笑し始めた。
本当に何なんだ。
「おい、Aやめろよ！間違ってもお頭をオヤジだなんて呼びたくねぇ！」
「俺だってオヤジだなんて呼ばれたくねぇよ！！」
「オヤジってより一番子供だよな！」
「違いねぇ！」
「ぶひゃひゃひゃひゃ！」
ひぃひぃと涙を流しながら大爆笑する船員達と反抗するシャンクスを眺めながら、ホント仲良いなぁと思った。
「お父さんはどちらかと言うとベックさん……いや、やっぱりベックさんはお母さんかも」
「俺はこんな手のかかるガキ共は死んでもごめんだ」
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ちょこ(プロフ) - kaito11さん» ありがとうございます！引き続き続編もよろしくお願い致します！ (5月6日 22時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
kaito11 - この作品大好きです！これからも更新楽しみにしています！ (4月28日 18時) (レス) @page50 id: a5ae7a5cae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - NATSUさん» いつもありがとうございます！ (2023年4月15日 17時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 続きがとても楽しみです。 (2023年4月14日 22時) (レス) @page45 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 白雪さん» 初めまして、大好きと言って頂けて本当に嬉しいです。更新の励みになりました！ (2023年2月27日 21時) (レス) @page28 id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年12月18日 19時
