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シャンクスとミホークさんの打ち合いはハッキリ言って規格外だった。
実際に彼らの闘いを目の当たりにして、元の世界での一流アスリートなんか赤子どころかミジンコですらないのだろうと認識を改めた。
流石、あんな大きな海王類を簡単に倒してその肉で宴をするだけのことはある。
「これ、いつまで続くと思います？」
「いつまでだろうな……」
「お腹空いたなぁ」
「先に食ってこいよ」
「えぇー……だって二人の打ち合い見てたいし、ご飯食べるならみんな一緒の方が美味しいじゃないですか」
起きて早々にミホークさんに連れ出され、島に戻り二人が打ち合いを始めて軽く二時間は過ぎていた。
流石に空腹だった。
「シャンクス〜！ミホークさ〜ん！そろそろご飯休憩にしませんか〜？」
激しく剣を交える二人に聞こえる可能性は低そうだと思いながらも一応声をかけると、距離を取って数秒睨み合ってから同時に剣をおろした。
どうやら私の声は届いたらしい。
「楽しそうだったね」
「「「………」」」
戻ってきた二人とご飯を食べ始めると、感想を正直に言った。
「え？違うの？」
「いや、まぁ……そうだな」
「………」
何とも歯切れの悪い返事をするシャンクスと無言を貫くミホークさん。
そんな二人に首を傾げると、ヤソップさんをきっかけに赤髪海賊団のみんなが笑いだした。
あのベックさんまで笑っている。
「え、何？何か変なこと言ったかな？」
「いや……A、お前凄いな！」
「笑われながら褒められても嬉しくないんですけど？」
ヤソップさんにジト目で反論すれば彼はまた笑いだした。
「この二人の打ち合いを見て楽しそうだったなんて言うやつはAくらいだろうよ」
「若い奴らは震えてたぞ？」
「何で？」
「「「………」」」
シャンクスもミホークさんも口には出さないが楽しそうに手合わせをしていたというのに、震える要素が何処にあるのかサッパリ分からなかった。
「……A、俺達が怖くないのか？」
「怖くないよ」
シャンクスの問いに即答すると一瞬驚いたような顔をしたがすぐに嬉しそうにそうか、と笑った。
「お前達よりAの方が強いな、ここが」
シャンクスがそう言いながら自分の胸を示したことで、二人の圧倒的な戦闘スキルに若い船員が畏怖を感じていたのだと理解した。
流石に無知な私と比べられるのは可哀相だと思った。
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ちょこ(プロフ) - kaito11さん» ありがとうございます！引き続き続編もよろしくお願い致します！ (5月6日 22時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
kaito11 - この作品大好きです！これからも更新楽しみにしています！ (4月28日 18時) (レス) @page50 id: a5ae7a5cae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - NATSUさん» いつもありがとうございます！ (2023年4月15日 17時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 続きがとても楽しみです。 (2023年4月14日 22時) (レス) @page45 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 白雪さん» 初めまして、大好きと言って頂けて本当に嬉しいです。更新の励みになりました！ (2023年2月27日 21時) (レス) @page28 id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年12月18日 19時
