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「……？」
首を傾げる俺にベックがどうした？と聞くので、鷹の目が来てることを教える。
「……またふらっと現れたなぁ」
「あいつ、何やってんだ？」
気配を探れば奴の側に小さな気配を感じ、慌てて立ち上がる。
「おい、どうした？」
「Aの側にいるみたいだから行ってくる」
「はっ？！」
「「「「えっ？！」」」」
俺の言葉にベックだけでなく周りにいた皆がザワついた。
愛剣を持ちAが歩いて行った方へ走り出すと、バタバタと何人か着いてくる気配を感じたが先を急ぐ。
「お前……何してんだよ」
2人の元へ辿り着けば、鷹の目がAの目の前に座っていた。
Aは本とカメラを胸に抱えすっかり縮こまっていて、困ったように俺を見つめてきた。
鷹の目の手に水筒が握られているのに眉を潜めると、Aとの間に空になった弁当箱が置いてあるのに気付いた。
「あっ、お前！Aの弁当食いやがったな？！」
「礼は言った」
「ま、待って！私がどうぞってあげたの」
鷹の目に手を伸ばしかけてAの言葉にぐっと思い止まると、Aの隣に腰をおろした。
「はぁ……念のため聞くが、Aに何もしてないだろうな？」
「飯を分けてもらった恩人を無理やり抱くほど飢えていない」
「おまっ、もうちょい違う言い方なかったか？！」
「俺を咎める前にこんなところで一人で居眠りしてたこいつを何とかした方が良い」
俺が睨めば、Aを一瞥してからそう言い放った鷹の目。
「……島に近付く気配がお前じゃなかったらAはとっくに船に連れ戻してるよ」
俺と鷹の目のやり取りを困ったように眺めるAは時折近くに控えているベック達に視線を送っているが、あいつらも傍観しているだけだ。
「……あの、鷹の目さん」
「ミホークだ」
「「「………」」」
「……えっと、ミホークさんはシャンクスと戦いに来たんですか？」
「……隻腕のこいつと殺り合っても面白くない」
鷹の目の返答に肩を竦めたAは、じゃあとりあえず宴かな？と俺に聞く。
「宴したくなるほど面白い話でもあったのか？」
「いや、お前がこの辺りをうろうろしてると聞いたんで寄ってみただけだ」
「お前なぁ……」
俺達がグランドラインにいる理由がAだと分かり、鷹の目の興味は既になくなったようだった。
「A、鷹の目が邪魔して悪かったな。今日はもう戻ろう」
Aは小さな声で返事をした。
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ちょこ(プロフ) - kaito11さん» ありがとうございます！引き続き続編もよろしくお願い致します！ (5月6日 22時) (
レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
kaito11 - この作品大好きです！これからも更新楽しみにしています！ (4月28日 18時) (レス) @page50 id: a5ae7a5cae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - NATSUさん» いつもありがとうございます！ (2023年4月15日 17時) (レス) id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
NATSU(プロフ) - 続きがとても楽しみです。 (2023年4月14日 22時) (レス) @page45 id: 01b4412dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 白雪さん» 初めまして、大好きと言って頂けて本当に嬉しいです。更新の励みになりました！ (2023年2月27日 21時) (レス) @page28 id: b37865d1d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2022年12月18日 19時
