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一杯やりましょう ページ6

「グクに会いたい……」

と嘆きながらパソコンのキーボードを叩く。

仕事が忙しい時期に入って、2ヶ月に一回会っていたグクともう4ヶ月会えていなかった。

このままだと忘れられてしまいそうだ。
グクも人気だろうし。


タンッッ


「終わった……」

勢いよくエンターキーを押して椅子にもたれかかると、飲み物を買いに席を外していたジミンが、私の分のコーヒーも持って帰ってきた。

「ありがと」
「いえいえ。山場超えたしご飯でも行く?」
「行く。飲む」
「ぶは、うん、いいよ。飲もう」

パソコンの電源を落としていると、別の部署だけどよく話すホソクさんが顔をのぞかせた。彼はジミンと大学時代の先輩後輩の関係らしい。

「あ、二人とも今ちょうど終わり?」
「はい! ヒョンもですか?」
「そう。よかったら一緒にご飯いこうよ」

明るく笑うとハート型になる口を見て、元気を分けてもらいながら三人で会社を出た。
よく行く店に向かいながら、ぼんやりと明日のことを考えていた。


明日はグクと会えるのだ。色々見越して4ヶ月前に予約をしていてよかった。2ヶ月前に入れていたら私の仕事がご臨終するところだったから。

「なんか雨降りそう」
「あー。明日雨だって言ってたかも」
「うそ、やだな、どうしよ」

ボーリングでもしようかと考えている中で、ジミンは洗濯物が溜まってるなんだの言っていた。

ホソクさんは犬の散歩の心配。二人とも可愛いな。
店に入ってとりあえず焼酎を頼む。見慣れた緑の瓶が並んで、ガラスのコップに注いでチィンッと音を鳴らして乾杯した。

ぐっと一気に飲むと、アルコールの苦味が広がって思わず舌を出す。


「だめ、私やっぱりグレープフルーツとか味付いてないと焼酎飲めないや」
「もー。やっぱり。じゃあ味付きの適当に頼むよ」
「うう……ありがとジミン」


お酒は強い方だが、焼酎は安いし一気飲みを繰り返せばすぐに酔えるから好きだ。

ふわふわと気持ちいい。立つとくらりと歪曲する世界が、気持ちをより一層浮つかせてご機嫌にさせた。

ぼんやりした意識の中で→←同僚パクジミン



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ちよ(プロフ) - ゆりかごさん» 更新や新作頑張っていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします……!ありがとうございます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 5b52149a5f (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - nyarさん» 幸せを感じていただけたら嬉しいです! グクとの海のデートはソロの日本語訳を参照にしながら執筆いたしました! 多幸感もテーマの一つです( ˘ω˘ ) (2019年8月25日 17時) (レス) id: 5b52149a5f (このIDを非表示/違反報告)
ちよ(プロフ) - 兎餅さん» 泣!?!? ありがとうございます! お返事遅れてしまって申し訳ないです! ありがとうございます! (2019年8月25日 17時) (レス) id: 5b52149a5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかご - もうすごく感動しました( ´;゚;∀;゚;)これからも応援するので頑張ってくださいo(*≧∀≦)ノ (2019年7月29日 14時) (レス) id: 49ff43ec91 (このIDを非表示/違反報告)
nyar(プロフ) - はじめまして!かなりハマったしかなりときめきました!最後から3ページくらいからもう幸せすぎてヤバかったwこんな素敵なお話、ありがとうございます!あなたの他の作品も今から見に行きます^_^ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 5ee86f0a2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちよ | 作成日時:2019年4月28日 16時

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