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呼び出し必須のお部屋達 ページ9

自分の部屋も見つかった私達は荷ほどきも終わり………………と、言いたい所ですが。

あれから約1時間。指定された部屋も見つからず、絶賛迷子中です!((

「…って言ってる場合じゃなあいっつ!!」

そうなのである。今はぴったり17時現在……
私の記憶によると、確か食堂への移動のアナウンスが流れる時間が18時半。

そう、あと時間が二時間半しかないのだ。
ん?いつも隣にいたカナちゃんは何処かって?

カナちゃんはねー、さっきまで隣に居たん
だけど、確か途中ではぐれちゃったんだよね〜。
まぁカナちゃんはしっかりしてるし、私みたいに迷子にはなってないんだろうなー…。。

にしても…

「…こんななっがーい廊下で百以上ある部屋からどうやって探せば……」

星「ねぇ、貴女。そこで何しているの?」

「何って部屋を探して………って星井先輩??」

長い廊下で悩んでいたら後ろから星井先輩に声をかけられた。
あー、……恥ずかしいけど自分の部屋にたどり着けないより良いよね……?;

星「そう。部屋を探しているの。」

「あ、はいそうなんです。さっきから探してるんですけど全然見つからなくて……;;」

星「まぁ誰でも最初は解らない事があるものだから、大丈夫よ。じゃ、いまから自分の部屋を"呼び出す"方法を教えてあげるから、見ていてね。」

「はいっ!………え?呼び出すって?」

星「見ていればわかるわ。……201号室。」

そう言ったあと、星井先輩が右手を壁に当て、一回強く叩くとまるで今までそこにあったかのようにスッとその扉が現れた。

勿論番号は201。

「…凄いっ!今のってどうやってすればいいんですか?」

星「そんなに言うほど凄くないわ。皆出来るもの。…やり方は何号室か唱えたあとに、
右手か左手、どちらかを壁に当てて一回
触った部分を叩くだけ。」

淡々とそう説明し終えた先輩は先程出した扉を、さっきやったのと同じ手順で消した。
今は何も唱えなかったけど……。。

「へぇ………」

星「大丈夫よ。誰だって呼ぶこと位簡単に出来るわ。一回、やってみたらどう?」

「えっ私がですか?!」

星「貴女の他に誰がいるの?…取り敢えず
一回やってみてね。私はさっき教えたし
出来るはずだから。」

そういって先輩は私の後ろの方向の廊下へとスタスタと歩いて行ってしまう。

「ええっそんな………あれっ?」

呼び止めようと、うしろを振り向いた時
もう其処には先輩は居らず、ただ誰もいない長い廊下があるだけだった。

次回に続く!;

不思議なお部屋。→←高等部1年3組A寮生!



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設定タグ:魔法 , 学園 , 日常   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - とっても面白いです!続き待ってます! (2019年1月8日 16時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - 初めまして!にち℃さん、私も魔法学園の小説を書いています!更新頑張ってクダサイ、応援しています! (2018年12月3日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
月夜姫の理想郷(プロフ) - 人物紹介は性別を書いた方が良いと思います。頑張ってください、応援してます。 (2017年5月27日 12時) (レス) id: ba831143d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にち℃ | 作成日時:2017年5月22日 19時

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