千葉ガールとシティボーイ(緑)

千葉ガールとシティーボーイ(t.o) ページ40

.大倉side



















それから数ヶ月。

















アユから連絡は途絶えることなくて



















［忠義くん会お？］って何回も誘ってくる。













［寂しくない？］












寂しくなんてない。


















インターホンが鳴り、ドアを開けたら

















［やっほ］



『アユ、』




［A居ないでしょ？お邪魔します］






『帰って。』











なんとなくわかってる。Aが横山くんと会ってる事。俺が攻められへんのは前同じことを俺がしてたから。


















それも楽しんで、そうしてた。















Aが傷付くかも？そんなことを考えてする行為は
背徳感がクセになって、やめられんかった。



















『くそ…』



















頭を抱えて髪をぐしゃ、と潰すけど、
どうにもならんくて。



















［忠義くん、アユともう1回付き合わない？］






『は…？』








［だってー、］と距離を詰めてきたアユ。



















［だってわかってるじゃん忠義くん。Aは横山くんと『わかってるよ。』






［なら、ね？いいでしょ？］
『ごめん、』



















キスを避けて、アユの身体も遠ざけた。


















［…はぁ、意味わかんない］




『好きやねんAが』



















［忠義くんのばか］



















後ろから抱き着き、腹に巻き付く腕を掴まず、
ただAの事を考えてた。



















［好き］

『ごめん。』



















鼻をすする声を聞きながら。



















.

















横『かわいいよ』




「っ」







『1回も2回も同じや。来てくれたし』













「こんなの酷いよっ」
















両手を拘束してキスを落とす。アユさんには感謝せな。



















『この関係、続けよな？』
















end.

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