千葉ガールとシティボーイ(緑)

自分の気持ち ページ33

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私は章大さんとも仲良くさせてもらっていたから、
携帯を買い替えた時、LINEも教えたんだけど、何も知らない章大さんは、忠義に私のLINEを教えてしまったそうで。



















「はぁ」



















あの日、再会した日以来、週に一二回は他愛のないLINEが飛んでくるけど、



















ずっと無視しては削除してを繰り返していたけど…



















「……」



















窓から見えた雪に、「雪」って反応した時、
LINEの通知。送り主は忠義で



















〈外！見て！〉
〈雪！〉



















と送ってくるから、思わずタップして、
既読を付けてしまった。



















「(しまった…)」



















〈既読〉
〈ついた〉



















って2個に分けて送って来た。
その反応はまるでいつかの"私たち"で、
最後の文に画面を伏せる



















〈一緒に見たいな〉


















三角座り。自分の膝におでこを付けて、
塞ぎ込んだ気持ち。



















鳴り始めたコール音に次は耳を塞いだら、閉じた目から、あたたかいものが頬を流れて、やがて落ちた。



















「……」



















なりやんだ携帯を握りしめる。
画面を上に向けた時、
新しく浮かんできた文字は、



















〈好きやで〉



















もうダメかな。



















ほんとはずっとわかってた。



















自分の気持ち。認めたくなかったんだと思う。



















痛くて苦しくて、それなら見えないようにって…



















スマホを手にとった



















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横山side
何周か泊まって少し見慣れてきたホテル。














「裕ちゃん」













その待ってた声に振り向くと



















［なーんちゃって。Aじゃないよ？］

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