千葉ガールとシティボーイ(緑)

終わりにしよう。 ページ22

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［Aこそ横山くんといたんでしょ？
忠義くんの事裏切ってるじゃん(笑)］









「それは『あの』

















裕ちゃんが私を遮った。



















『もうやめたって下さい。…連れて帰ったん俺やしアユさんと大倉に置いてかれて、ほっとかれへんかったんも俺やし、』
















［そんな言い方..なんか私が悪いみたい］



















眉を下げ、忠義に寄るアユ。



















『女性にこんな事言いたくないですけど……悪いみたい、じゃなくて、悪いと思います。』













「裕ちゃん、」



















一般人と揉めるなんて事があれば、裕ちゃんと忠義が、グループが大変な事になる。これ以上みんなここに居たらダメだ。



















「アユ、ここで私とアユはおしまいにしよ」


［え？］




「友達辞めたいの」





［…Aがそう言うなら。］



















ギュ、と忠義の腕を抱き締めるアユ



















［忠義くんとは…どうするの？］



「…」



















忠義を見たら、忠義も私を見てた。



















「終わ


大『Aっ』



















「っ…終わろ」



















酷く歪んだ忠義の顔。













…きっとずっとこの顔を忘れられない。


















アユが喜び、忠義もアユを見つめる。


















…私の手は裕ちゃんが握った。



















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忠義と別れてすぐ、




私のスマホの解約期間に突入し、
これを機にスマホを買い換え、番号も新しくした。







アユと完全に縁を切る為に、LINEも新しくし直した。



















…でも



















「…」



















LINEの中にある、"忠義"の文字だけは消したくなくて…スクショをした。



















完全にデータが無くなるまで、



















画面越しに忠義の文字に触れて……



















《データを初期化しました。》



















その時に落ちた涙の色は、きっと忠義との明るい未来を望んでいた過去の私だった。

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