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緑
紫「ともー。」
緑「んー？」
夜のまったりタイム。
ちょっとドキドキな時間でもある。
崇裕がいつその、そーゆー部類のこと？
仕掛けてくるか分からんから。
紫「明日なー、保健で
LGBTQの授業があんの。」
緑「ほう。」
紫「とものこと話してもええ？」
真っ直ぐこっちを見てくる崇裕は、
真剣な先生の顔。俺が惚れ込んだ目。
緑「ええよ。」
紫「ほんま？ありがとー！」
と思ったら、くしゃっと笑って、
なんや犬みたい。...かわええのぉ。
緑「ってか、聞かんでもええし。」
紫「ん？」
緑「だって、」
だって、LGBTQの授業で、
俺のこと話したことあるやん。
って言うのはやめた。恥ずいもん。なのに、
紫「もうとものこと話したことあるもんな？」
なんで当たんの。
当時は崇裕の、濱田先生の言ってる
ほんまの意味が分からんかったけど、
今なら全部分かる。
全部分かんねん、俺。
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作者名：ほんちゃ
| 作成日時：2020年3月24日 9時
