桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ4)

今日:39 hit、昨日:40 hit、合計:73,152 hit

2104 ページ4

紫

紫「......何？」
緑「え？あ、ううん。別になんも。」

こーゆー時のともはなんかある。
お風呂上がり、二人でソファに座って
のんびりしてれば、
ちょくちょくとこっちを見上げてくるとも。
小動物感半端なくてめっちゃ可愛いんやけど。

携帯をテーブルに置いて、
ともの頬を両手で挟んでこっちに向けた。

紫「なんやぁとも。」
緑「なーんもないて！」
紫「嘘あかん。」
緑「大したことちゃうからええの。」
紫「とものことならなんでも大してる。」

ちょっとイキった台詞を吐けば、
すぐ顔赤くするんやから。

緑「......朝。」
紫「あさ？」
緑「どうしたん？」
紫「朝？なんか変やったっけ？」
緑「いつも、朝はせーへんやん。
......ちゅーとか。」

照れ隠し壊滅的に下手なツンデレのともが、
こんなに頑張ってるわけやから
可愛すぎて静止する。
あああー収まれ俺の理性。

緑「......なっ！なっ？！
大したことちゃうやろ？！
ほんま、別にいっ、嫌な、わけ、ちゃうし、
だからええの！なんもない！忘れて！！」
紫「ともが寝言でな？」

わぁわぁ言い出したともの口を手で塞いで、
至近距離で言ってやる。

紫「『濱田先生のあほぉ』って言うてた。」
緑「......へ？」
紫「めっちゃ久々の濱田先生呼びに萌えた。
だから。」
緑「あ、う...そう、なんや。」
紫「何の夢見てたん？」
緑「覚えてない。」
紫「ほんま～？」
緑「ほ、ん、ま！俺の秘密やもん！」

覚えてるやんけ。(笑)
そういうとこも可愛いから言わんけど。

緑「もー寝るで！遅いねんから。」
紫「え、寝るの？明日土曜日やん。」
緑「ばっ......！！」

今日一真っ赤になって固まるともを、
ゆっくり押し倒す。

紫「先生とえっちせーへんの？」

顔を覆った綺麗な両手から、
微かに震えた声が漏れる。

緑「......しゅる、するっ！」

慌てて言い直すとも、
ほんまいちいち可愛いのなんで。
その可愛い手を剥がして俺の手に絡めて、
貪るように唇を合わせた。