桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ29)

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紫

紫「ただいまー。」
緑「お帰りー。」
紫「熱もう平気なん？」
緑「全回復やで、ごめんな。」
紫「あぁ、全然。良かった、
無理せんようにな。」
緑「ん。」

台所に立つともの後ろに回り込んで、
バックハグ。

緑「崇裕、なに？」
紫「お説教。」
緑「え？ぃっ...、」

その綺麗な首筋にそっと噛みつけば、
痛みの声と快感の吐息が漏れる。

緑「崇裕...？」
紫「とも、キスマ付けたやろ。」
緑「あー...えろぉすんまへん。」

俺の真似かいな。可愛いけど。

紫「俺生徒にバレたで？」
緑「あちゃ...、それはほんまにごめん。
あのー...離れてもらっていいですか？」
紫「なんでやねん。」
緑「俺料理してんねん。」
紫「知ってる。」

ともは鍋から少量指ですくって、
肩越しの俺の口元に持ってくるから
その指をパクッと舐めた。

紫「美味い。」

ともも自分の指を舐める。
俺の唾液ついたまま。

緑「あ、ほんまや。良かった。」

あー。
あーーー、もう！！

紫「自覚ある？！」
緑「...多分ない。何？」
紫「えっ、ないの？」
緑「ない時はない...。」

なんやそれ。嘘やん。なんか、なんやろな。
むっちゃ悔しいねんけど。

紫「あほ。」
緑「えっ？」

付けたての跡を吸うように舐めて、
俺はともから離れた。

多少漏れた声に優越感を覚えたのは内緒な。