桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ27)

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紫「むしろ、何？」

もちろん言いたいことはだいたい分かるけど、
その声で聞きたい。

緑「嬉、しいから。ちゅうか、
俺誘ってるし...。」

......ん？？今ともなんつった？
誘ってる？？ゑ？

俺の脳で処理するのに5秒。
つまり、ともは俺に抱かれるために
いろいろと仕掛けたりしてるっちゅうこと？
俺がともの可愛さに耐えられなくて
理性ぶっ飛ばしてるのも、
ともがわざとそうさせてるってこと？

紫「とも...、まじか。」
緑「...熱ってあかんな。」

ほんまあかんよ。
なんでもツルツル出てくるもんな。
俺...の教え子どうなってんの。
誰の教育がこんなめっちゃ
淫乱な男の子にさせたのさ。
あ、俺か。

なぁとも、知ってるか？
天使ってな、自分が天使やって自覚した瞬間
悪魔になるんやで？ほんま悪い子よな。

紫「悪い子にはちゃんと教えんとな。
ええことと悪いことと。」
緑「えっ？」
紫「なぁ、今回も計算か？俺がこうやって
また抑えきれなくなってんの。」
緑「...あかん？崇裕優しいから、
こうでもせんと手ぇ出して来ないやん。
俺はこんな性格やから、
素直に言えるわけないし...。」
紫「でも今むっちゃ素直やで？」
緑「それは熱やから...。」
紫「ふーん...。熱って怖いな。」

まぁ、こんなに
ペラペラ喋ってくれちゃった後に、
いつも通りは抱けへんよな。

紫「なぁとも、
一回やってみたかってんけど。」
緑「なに？」
紫「崇裕呼び禁止。」
緑「ふぇ？なんで？」
紫「気分。」
緑「え......。」

あ、俺が言わんとしてること
分かってるな、こいつ。

緑「は、まだ先生？」

そう、それ。

紫「ふふっ、なに？神山。」
緑「...優しくせんといて？」

ほんま、

紫「病人の身体やからって
なんも引かんからな。」
緑「......うん。」

熱って怖いな。ともだけやない、
俺まで変になる。
まぁ、幸せやからなんでもええんやけど。