桜色の薔薇は永遠に【紫×緑】 (ページ26)

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紫

それでも「うつるから」って、
寝室来んなっちゅうとこは
しっかりしてんのよね。
「一人で大丈夫なん？」って聞けば、
「嫌。」だそうで。なんやねん！
可愛いなぁっ！熱って怖い！！(4回目)

にしても、なんでや。
とも、特別風邪に強いわけでもないけど、
いつも熱出しても
適当に動き回れる程度やったぞ？
でも今日は、しんどいって言うて
なかなか動きたがらない。
なんか疲れてたっけ、最近。
特に変わったことはしてへんし、
仕事が立て込んでて
寝不足とかそういうわけでもないし。
どちらかっちゅうと落ち着いてる方。
...寝不足？

あっ！！それ？！？！

紫「とも？」
緑「ん？」

良かった、起きてた。

紫「まじごめん。」
緑「なんで？」
紫「多分とも寝不足やろ。」
緑「寝不足、っぽい感じはするけど...、
別に忙しいわけでもないし。」
紫「それや。やり過ぎやねん、多分。」
緑「へ？」
紫「セッ...」
緑「うー、あー、ん！
病人の耳にそれは重い。」
紫「あ、そっか。」
緑「別に...それやったら
寝不足は崇裕も一緒やん。」
紫「せやな...。」
緑「うん。それに...、」
紫「ん？」

先を言わんと布団に潜るとも。
え、何。めっちゃ気になるやんっ！

紫「なにー？」
緑「なーんも！」

あれえ、折角の熱なのに
照れ屋ともに戻ってもうたな。
と、油断した途端。

緑「...俺嫌やないし、むしろ...。」

やっぱ熱は怖い！！(5回目)