【歌い手】吸血鬼の館で家事、始めました。第1章【吸血鬼】

吸血鬼が23人 ページ25

うらた？さんはるすの言葉を聞き、私をじーっと見つめてきた。



な、なんだなんだ…


「ふーん…悪そうな子には見えないな。ちょっと様子見る」


それだけ言うとリビングを出て行った。


何だよあの人。しかもあの態度…ムカつくな…



「ごめんな？なんか皆んな警戒心強いみたい…Aは良い子なのに…」



「大丈夫だよ。それに、今はるすとそらるさんがいるからさ(笑)」


出来れば他の人とも仲良くしたいけど、反応的に出来る気がしない(泣)




まぁ、コツコツ頑張ろう。





「よし、大体の案内は終わったしそらr」

「るすーAー」



あっ(笑)
神的なタイミングでそらるさん登場(笑)


"お、いたいた〜"とゆっくりこちらへ歩いてくる。マイペースだな。



「お、丁度案内終わった感じ？じゃあAの部屋に案内するよ」



え、部屋なんて貰えるの？

なんか悪いよ…




「えっと、そらるさん。私に部屋なんてもったいないですよ。その辺で寝るので大丈夫です」



ここはきっぱり断っておこう。

「ダメだよ。Aは女の子なんだからちゃんとした場所で寝なきゃ。それに三年ベッド以外で寝てたらストレスとか溜まっちゃうでしょ？」



「それに使ってない部屋いっぱいあるしね」



る、るすまで…

…仕方ない。ここはお言葉に甘えて…




「案内よろしくお願いします」



そらるさんは"そうこなくっちゃ"とニコッと笑った。


さすがイケメン。この笑顔を見た女子は一瞬で落ちるんだろうなー。






「なに、そらるさんの事ジロジロ見てるん？惚れたん？」


爆弾発言してんじゃねぇーよ←


そしたまたちゃっかり手を繋ぐっ‼




君本当に吸血鬼かよ…これ吸血鬼がする事じゃないよね？

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