【歌い手】吸血鬼の館で家事、始めました。第1章【吸血鬼】

吸血鬼が2人 ページ3

「ありがとうございましたー」

だるそうに挨拶するコンビニ店員を背に店を出た。
コンビニあるあるだな、だる店員(笑)


「うへー…冷えて来たなー…もうすぐ冬じゃん」



まだ10月なのにこの寒さはやめてほしい。

…吸血鬼じゃなくて人間が冬眠できたらよかったのに←




私はポテチの入った袋をグルグル回しながら来た道をもう一度歩き始めた。


「んん⁈今日って満月だったの⁉え、そんなこと聞いとらんよ！」



ふと空を見上げると、まぁ見事なお団子様が私に笑いかけているではありませんか！

ありがたやありがたや←



でもね、ここは東京。
ビルが邪魔でよく見えません。はい。



という事で私新條A、ものの数秒で決心いたしました！




高台まで行ってお月見をしましょう。
生憎お団子はないのでさっきコンビニで買ったポテチを食べながらな！


「よしっ！高台までBダーシュっ！」

体力なくてもBダーシュっ！←



私は勢いよく地面を蹴って走り出した。

高台まではそう遠くないし、何とかなるだろ！
自分を信じろ！←




…他人から見たらただの変人なんだろうな、私(白目)

街中でBダーシュしてる奴なんて私は以外に3人ぐらいしかいないと思う←


「はぁ、はぁ、はぁ…ガーン」←


後ろを振り返ってみるとまだ100メートルぐらいしか進んでいなかった。

疲れすぎて効果音が口から漏れてしまったよ…←



これだとBダーシュはもう無理だなー。仕方ない、歩こう。

てか、夜中テンションやばいな。


…満月ってオオカミ男の話だよね？何で吸血鬼？

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