i love you (ページ2)

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2）かっこいいページ2

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「.........え、ねえ！聞いてる？」

「ん？聞いてなかった、何？」

「もう、A、ぼーっとしすぎ。今日から新しい人来るから、楽しみだねって言ってるの！」

「ん。そうだね。」

「いい人いればいいね。」

「......うーん。」

「早く、忘れなよ。次にいこ。」

「......うーん。」

「もう！新年度なんだからもう少し明るくして！！」

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あれから特に変わったことはない。

上司、同期、後輩

窓際の日当たりのいい眠たくなるデスク

楽しくて、明るい職場

変わったことと言えば

1ヶ月前に、5年ぶりに『彼氏なし』になったことと

彼の好みだったロングヘアーを

ばっさり切って、少し明るく染めたこと。

ただ、それだけ。

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会社のみんなも、私はてっきり結婚して

ついて行くもんだと思ってたから

新年度も変わらずここにいる私に誰もが驚いて、

会社に入ってから、ずっと仲良くしてくれてる隣の知実は

一度も泣いてない私の代わりに、たくさん泣いてくれた。

後輩の女の子からは同情の眼差し

可哀想.....って言う顔

もう、それにも慣れてきた。

こうなったら、覚悟くくろう。

仕事と一生、生きる覚悟

もう、しばらく恋愛はいいや.....

しばらくじゃなくて、一生...？

そうか、このまま一人か....

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「知実、私、社長になる」

「何それ、何の冗談？」

「高給料で、雇ってあげるから」

「はい？」

「.....ふふっ、楽しくなってきた」

「.....A、頭大丈夫？」

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部長がやってきて、その後に異動してきた人が並ぶ

フレッシュな顔、緊張した顔、異動には慣れてますという顔

私がここに、配属されて、挨拶した時

ドキドキして、自分の名前噛みそうになったな。

そんなことを思い出してると

「ねえ、A、やっぱりあの子かっこいい！」

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「まあ、あの子って言っても、１つしか違わないけど。30歳だったはず。」

同じ会社内の異動

仕事柄、いろんな国の人がいるし

韓国の名前って何か、可愛いなと思って

名前だけは知っていた。

それに知実がずっとかっこいいって言い続けてたし

知実の言う、そのかっこいい彼を見ようと

右端に顔を向けると

その彼とばちっと目が合ってしまった。