La la la Song (ページ8)

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Box in the ship -3 ページ8

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「すごいでしょ？

ここならジェジュン、見つけられないと思う」

そう自信満々に笑う彼女に、

心臓が高鳴りすぎて何も答えられなかった。

彼女の言うとおり、

さっきまでいた場所から離れていた

大きな岩と岩の間

まさか誰もここにいるなんて思わないだろう。

それでもやっぱり彼氏だから、

彼女の考えていることがわかるのか。

JJ「みんな～どっこだ～？」

ジェジュンの声が近づいてくる。

「やばい…ジェジュンだ」

もともと狭い場所、

ジェジュンに見つからないように、

彼女の肌が俺の肌に触れた。

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やっぱり、おかしい。

ユノは彼女に

みんながいるからと言って、

みんなの前に水着姿で現れた彼女に

自分のパーカーを差し出していた。

でも、ジェジュンは

同じように水着でみんなの前に現れた彼女に

パーカーを差し出さなかった。

いつものジェジュンなら、

そういう気遣い忘れないはずなのに。

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彼女の肌から直に体温が伝わる。

もしかしたら、聞こえていたかもしれない。

高鳴り続ける鼓動。

JJ「いっないなぁ～」

そう言ってジェジュンは離れていった。

去って行くジェジュンを、

「よかった。見つからなかった。」

俺から少し離れ、

少し寂しそうな笑顔を見せた。

うまく笑えていたかな...

「あ、雨だ」

彼女がそう言うと、自分の顔にも雨が当たる。

だんだん強く降りだす雨が彼女の肌を濡らした。

YC「さっきまであんなに晴れてたのに…」

うなずく彼女は、雨に濡れて少し寒そうだった。

自分の着ていたパーカーを脱ぐ。

彼女には大きすぎたけど、

彼女の背中にくるっと手を回し、

そっとかけてあげた。

彼女は少し驚くと、

「ありがとう」と言った。

そして照れながら

「このパーカー、ユチョン君の匂いがする。」

そう言った。

その瞬間、

自分でも驚くくらい、

どうしようもないこの想いを届けるように、

俺は彼女を抱きしめていた。