26話 ページ28
下「んっ!旨いっ!!超美味しいよこれ!」
真っ先に唐揚げを食べた下野さん。
キラキラした瞳を私に向ける。
貴「本当ですか?なら良かったです」
こんなに喜んで貰えるなんて思ってなくて、つい顔が綻んでしまう。
梶『うん、超美味しいよ!Aちゃんの作る料理は本当にどれも美味しいからね〜』
貴「そんなに褒めても何も出ませんよ(笑)」
梶『もう!本当に思ったことなんだから、素直に喜んでおきなさいよ!』
と若干オネェ口調で、ぷぅ、と頬を膨らませる梶さん。
あ、なんか可愛い(笑)
下「はぁ〜いいなー梶くんは。」
さっきまで動かしていた箸を止めて急に喋り出す下野さん。
梶「何がですか?」
下「だってこんなに美味しい料理、いつも食べてるんでしょ?狡い!」
梶『そんなこと、ありますね(笑)本当に俺は幸せ者ですよ。Aちゃん、いつもありがとね』
ニコッと梶さんに微笑まれて、心臓がトクンとなった。
下「ふはぁー。美味しかった〜。もう食べられないや(笑)」
貴「心配しなくても、もうありませんよ、」
満足げにお腹をさする下野さん。
自分でも作り過ぎたから、明日の朝のおかずにでもしてもらおうとしてたのに、唐揚げが乗っていたはずのお皿はすっからかん。
下『いやぁーでも本当に美味しかったわ。いいお嫁さんにねるね、Aちゃんは」
貴「へ?い、いやいやいや(照)」
なんて事を言ってくるんだこの人は。
下「ね?梶くん(ニヤ」
梶『ちょっ、う、うん。なれる、と思う(照)』
貴「か、梶さんまで…」
梶さんに言われると、なんか、恥ずかしい…けど、嬉しい気もする。
下「んもう〜2人とも赤くなちゃって初々しいなぁ!」
梶『うるさいですよっ!ところで下野さん、明日は?』
半ば強引に話を逸らしてくれた梶さん。
下「明日は午後からかな」
梶『じゃあ飲みます?』
下「ホッピーある?」
梶『もちろん』
下「ぃやったぁー!」
と、子供な私には分からない名前が出て来たと思ったら、お酒みたいです。
貴「あ、じゃあ何かおつまみ的なものを作りましょうか?」
梶「ん?大丈夫だよ。おつまみならいっぱい買ってあるからさ。あ、それに冷蔵庫にジュース買ってあるから、持ってきて飲んでいいよ、Aちゃん」
貴「本当ですか?ありがとうございます」
梶『いやいや、いつも作って貰ってるんだから、気にしないで」
という訳で、今度は飲み会的な何かが始まった。
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東條にこ(プロフ) - とても面白かったです(*≧∀≦*) 更新がんばって下さい(^-^ゞ (2016年8月2日 14時) (レス) id: db321f67f6 (このIDを非表示/違反報告)
琉亜 - すごく面白いです!!!!更新頑張ってください!!楽しみにしてます!!! (2016年2月12日 14時) (レス) id: 97238a2c01 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃめる。(プロフ) - 千波瑠さん» 感想ありがとうございます!是非ご自身に当てはめてみてください! (2016年1月24日 17時) (レス) id: 13cf9c8a94 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃめる。(プロフ) - ヒナ兵長wさん» 感想ありがとうございます!更新頑張ります! (2016年1月24日 17時) (レス) id: 13cf9c8a94 (このIDを非表示/違反報告)
千波瑠(プロフ) - 梶君と夢主ちゃんがかわいくていつも楽しみにしてます!! (2016年1月24日 16時) (レス) id: 14760885d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃめる。 | 作成日時:2016年1月7日 17時